IT連携マップシステムどうしのデータ連携・接続仕様のまとめ

連携の設計で最初に決めること — 手段を選ぶ前の 5 つ

  • API
  • iPaaS
  • データ連携
  • 業務システム

導入前 — この製品を入れてよいか・いまの契約で使えるか最終更新 2026-09-14約 1,000 字

「A と B をつなぎたい」の次に来るのは、たいてい「API で」か「iPaaS で」です。手段の前に決めることが 5 つあり、それが埋まると手段はほぼ自動で決まります。


5 つは何か

開発会社やiPaaSを呼ぶ前に決める5つを並べた図。1向きと主、2頻度と量、3項目の対応、4止まったとき誰が気づき誰が直すか、5どこで動くか
開発会社やiPaaSを呼ぶ前に決める5つを並べた図。1向きと主、2頻度と量、3項目の対応、4止まったとき誰が気づき誰が直すか、5どこで動くか
決めること 問い 決まると何が変わるか
① 向きと主 どちらのシステムが正で、片方向か双方向か 双方向は対応表と競合の解決が要り、費用が段違いになる
② 頻度と量 1 日 1 回で足りるか、人が触らずに何度も流すか 1 日 1 回・少量・人が確認してよいなら CSV で足りることが多い
③ 項目の対応 名前とコードの対応表を誰が作り、誰が保守するか。対応先が無い値はどうするか つなぎ役の仕事は通信ではなく変換。ここが決まらないと本番で止まる
④ 止まったとき 回数の上限・仕様変更・障害に、誰が気づき、誰が直すか 作った後に毎年かかる保守費の正体
⑤ どこで動くか 提供元のクラウドか、手元のパソコンか RPA はパソコン 1 台と電源、iPaaS はデータが提供元のクラウドを通る

③ と ④ は「誰が」で決まる

③ 項目の対応は自動では作れません。「得意先名/取引先名称」「A001/000123」を結ぶ表を誰かが作り、対応先が無い値が来たときに止めるか飛ばすかを誰かが決めます。④ 止まったときも同じで、回数の壁・仕様変更・障害は必ず起き、気づく人と直す人が要ります(連携を作った後に起きること)。

「誰が」の答え 向いている手段
自社に情シスがいて、対応表と監視を持てる API 連携(自作)か iPaaS
対応表は作れるが、監視は持てない iPaaS(提供元が動かす)か純正連携
どちらも持てない 純正連携か CSV(人が運ぶ)。RPA は壊れ方の既定を決めてから

こう決める — 手順

手順 こう判定する
1 ① 向きと主を書く 双方向が本当に要るかを疑う。片方向で済むなら片方向にする
2 ② 頻度と量を書く 1 日 1 回・少量・人が確認してよい → まず CSV。人が触らず 1 日に何度も → API 系
3 ③ 項目の対応を、対応表の担当と「対応先が無いとき」の扱いまで書く 担当が書けなければ、双方向をやめるか純正連携に寄せる
4 ④ 止まったときの担当を書く 気づく人が書けなければ、提供元が動かす手段(純正・iPaaS)に寄せる
5 ⑤ どこで動くかを書き、相手のシステムの調査記録(API の有無・純正連携・動作環境)と突き合わせる 5 つが埋まって初めて手段を選ぶ。埋まらない項目は問い合わせの項目にする

5 つが埋まったあとの手段の選び方は 連携の手段の選び方、費用の 3 層は 連携の費用の 3 層 に置きました。

← 調査記事の一覧へ 比較する

編集部はベンダーからの掲載料・送客料・成果報酬を一切受け取りません。判定は編集部の調査記録にある一次資料から、機械で組み立てています。 相談内容はその場で回答に使うだけで、保存しません。
一覧: システム一覧 連携ツール(連携サービス)一覧 AI・自動化ツール一覧 稼働状況・障害情報
記載の誤り・掲載についてのご連絡 → 訂正・掲載のご依頼(無料・無条件・全社同一) 運営者情報