IT連携マップシステムどうしのデータ連携・接続仕様のまとめ

システム連携の 5 つの手段 — 何通りあり、それぞれ何が違うのか

用語・仕組み — API とは・OAuth(パスワードを渡さずに連携を許可する仕組み) とは・レート制限とは最終更新 2026-09-14約 800 字

「システム連携」と一口に言っても、繋ぎ方は 1 つではありません。手段は 5 つあり、それぞれ前提と壊れ方が違います。


「ラク」を 6 つの物差しに割る

「ラク」を前提条件・自動化の程度・壊れ方・誰が直すか・費用・できる範囲の6つの物差しに割った図
「ラク」を前提条件・自動化の程度・壊れ方・誰が直すか・費用・できる範囲の6つの物差しに割った図

「どれが一番ラクですか」という質問には答えられません。何がラクなのかが人によって違うからです。そこで 6 つに割ります。

物差し 何を聞いているのか
前提条件 それを使うために、何が揃っている必要があるか
自動化の程度 人が何回触るか
壊れ方 止まるとき、何がきっかけで止まるか
誰が直すか 止まったとき、直すのは誰か
費用 初期にいくら、毎月いくら
できる範囲 どこまでできて、どこからできないか

このうち、見積書に出てくるのは「費用」だけです。残りの 5 つは自分で確認する必要があります。

5 つの手段を並べる

ベンダー純正・CSV・API・iPaaS・RPAの5手段を、前提条件/自動化/壊れ方/誰が直すか/費用で並べた図
ベンダー純正・CSV・API・iPaaS・RPAの5手段を、前提条件/自動化/壊れ方/誰が直すか/費用で並べた図
手段 前提条件 自動化 壊れ方 誰が直すか 費用
ベンダー純正 相手が用意していること 設定するだけ ベンダーが直す ベンダー 無料〜定額オプション
CSV(ファイル) 出力と取込ができること 人かバッチ 列がずれる/文字が化ける 自分(Excel で直せる) ほぼ無料
API 双方に API があり、契約条件を満たすこと 完全自動 相手の仕様が変わる 作った人 開発費(個別見積もり)
iPaaS 双方に対応コネクタがあること 完全自動 コネクタが追随しない 提供元+自分 月額(公開価格あり)
RPA(画面操作) 画面を操作できること 画面が開いていれば自動 画面が変わると止まる 自分 ツール料+シナリオ作成

用語はそれぞれ専用のページに置きました — APIiPaaSRPAベンダー純正連携。ここでは 2 つだけ補います。EAI は iPaaS の前からある同種の仕組みで、自社の中に置くタイプです。バッチ処理は、決まった時刻にまとめて処理することです。

5 つのうちどれが使えるかは、相手のシステムが決めています。純正連携の相手先・API の有無・CSV 出力の有無は RenkeiMap の調査記録 の各欄に出典つきで置いてあります。

調査記録で確かめる

例として、経理・会計のカテゴリで見ます。API・純正連携・画面の 3 列を並べると、手段がどこに在るかが読めます。

比較項目:

システム業務ワークフロー円滑度
公式連携
バクラク
freee会計マネーフォワード クラウド会計勘定奉行SlackCSV
会計ソフトとは API か CSV でつなぐ ベンダー公表
名前を挙げて API 連携ができるとしているのは、明細データではマネーフォワード クラウド会計・マネーフォワード クラウド会計Plus・freee会計、仕訳データではそれに勘定奉行iクラウドと勘定奉行V ERPクラウドを加えた組み合わせ。ここに出てこない会計ソフトとは CSV の書き出し・取り込みでつなぐ形になり、対応先の一覧そのものは公開されていない。会計ソフトからバクラクへ取引先や勘定科目のマスタを同期する機能もある。申請の承認通知は Slack へ送れる。法人カードの口座情報の連携には Moneytree ID を使う。
ベンダー公表バクラクビジネスカード(よく…()ほか 1 件
採取元: バクラクビジネスカード(よくある質問)・会計ソフト連携(バクラク請求書受取の機能)
調査日
board
公式まとめ 28 件会計ソフトへ API/CSV
公式まとめページ掲載28件: board提供の連携機能17(freee〔API〕・MFクラウド会計〔API/CSV〕・MFクラウド会計Plus〔API〕・弥生会計〔CSV〕・弥生会計オンライン〔CSV〕・勘定奉行〔CSV〕・TKC FX2クラウド/FXまいスタークラウド〔API〕・TKC FX4クラウド〔仕訳ファイル〕・Slack・Chatwork・クラウドサイン・DocuSign・HubSpot・Box・Dropbox・Googleドライブ・Microsoft SharePoint)+サードパーティーによる連携9(CData API Driver・board connect for Stripe・MFクラウド会計取込・Pace・TimeCrowd・エムネットくらうど・Passwork・Bill〔LEACT〕・Yoom)+boardを活用している業務支援サービス2(Brownies Works・リープ・DX) / サードパーティー連携は「弊社が把握し、掲載許可をいただいたもの」のみ掲載と明記
ベンダー公表連携している外部サービスのま…()ほか 1 件
連携している外部サービスのまとめ(公式ヘルプ) ベンダー公表 ℹ️28 件 = 公式「外部サービス連携一覧」ページに掲載されたサービス名を編集部が数えた値(切り捨てなし。内訳 = board 提供 17 + 他社提供 11)。初回調査 2026-08-01 は 27 件(board 提供 16)、2026-08-24 再点検で「MFクラウド会計Plus〔API〕」が加わり 28 件。
採取元: board 公式ブログ(機能追加の告知)・連携外部サービスまとめ(公式ヘルプ)
調査日
e-Tax
仕様の一般公開マイナポータル連携対応ソフト一覧なし
連携の入口は「公式ディレクトリ」ではなく仕様の一般公開。市販の会計・税務ソフトはこの仕様に合わせて作られる。政府側との連携としてはマイナポータル連携が公式に案内されている。国税庁側に対応ソフト一覧なし。
ベンダー公表ソフトウェア開発業者の方へ()
ソフトウェア開発業者の方へ ベンダー公表 ℹ️国税庁が「e-Tax 対応ソフトの一覧」を掲げているページは見つからなかった(対応ソフト一覧なし。確認=各ソフト・コーナー/ソフトウェア開発業者の方へ/参考事項)。国税庁が配布するのは自庁のソフトのみで、市販ソフトの適合性は各メーカーの表示に依る。
採取元: e-Tax等仕様公開の目的
調査日
eLTAX / PCdesk
PCdesk市販の税務・会計ソフトウェア
専用ソフト PCdesk のほか、市販の税務・会計ソフトウェアの一覧が公開されており、対応ソフトからそのまま電子申告できる。
ベンダー公表eLTAX(対応ソフトウェア)()ほか 1 件
採取元: eLTAX 対応ソフトウェア一覧・eLTAX 対応ソフトウェア一覧(自社開発)
調査日
freee会計
公式アプリストアありAPI 確認 241 件
公式「freeeアプリストア」あり。掲載アプリの総件数は一覧ページに表示されない(保存した一覧ページは殻で、件数も一覧も含まない)。 / 会計としては「銀行や決済・レジサービス等、1,000を超えるサービスと連携」「金融機関との連携社数 1,043社(2023年6月末時点)」が公式表記。
ベンダー公表freeeアプリストア(アプ…()ほか 1 件
freeeアプリストア(アプリ一覧) ベンダー公表 ℹ️一覧ページの表示上は総件数が出ない(もっと見る方式)が、内部検索 API の機械取得(raw/freee_appstore_full_20260802.json・2026-08-02)では declared_total 241・アプリ詳細 239 件を取得済み。
採取元: freee会計 公式製品ページ・freeeアプリストア(内部検索 API 機械取得 JSON・2026-08-02)
調査日
freee申告
freee会計e-TaxeLTAX
freee会計と組み合わせると決算データを自動連携し、税額計算・申告書の生成と入力・電子申告までつながる。提出先は e-Tax(国税)と eLTAX(地方税)で、CSV のインポート作業は要らないとしている。
ベンダー公表freee申告 トップ()
採取元: 申告トップ(4つの特徴)・申告トップ(特徴3)
調査日
invox
2026年5月50種類以上freeeマネーフォワード弥生勘定奉行SAP
2026年5月現在、freee・マネーフォワード・弥生・勘定奉行・SAP をはじめ 50種類以上の会計システムや ERP と連携。ヘルプセンターに連携先一覧が掲載されている。
ベンダー公表invox 連携可能な会計ソ…()ほか 1 件
採取元: 連携システム数・連携先の例
調査日
ジョブカン会計
金融機関連携ジョブカン内連携達人シリーズ書出
公式に案内されている連携は、金融機関連携(Miroku Webcash International の Account Tracker)、ジョブカン見積/請求書・証憑管理・経費精算・給与計算との連携、そして消費税/法人税/内訳概況書の達人ファイル書出と弥生科目の取込。いずれも全プランで利用できる。
ベンダー公表公式ヘルプ「金融機関連携につ…()ほか 1 件
公式ヘルプ「料金設定について」(プラン別機能表・各種連携) 編集部確認 ℹ️連携をまとめたディレクトリページは開いた範囲では見当たらず、読めたのはヘルプの「プラン別機能表(各種連携)」の行だが、これは「各プランでご利用いただける機能」の表であって連携の全件表ではない。編集部が ac.jobcan.ne.jp のサイトマップ全件と公式ヘルプセンターを確認した結果、連携ディレクトリに相当するページは存在しなかった(2026-08-05)。
採取元: 公式ヘルプ「金融機関連携について」・公式ヘルプ「金融機関連携について」(注意点)
調査日
Misoca
会計ソフト連携弥生会計形式
会計ソフト連携の項目が機能紹介にあり、弥生会計形式のデータダウンロードに対応する。
ベンダー公表Misoca 機能紹介()
マネーフォワード クラウド会計
公式連携ページあり総件数の表示なし
公式「連携サービス」紹介ページあり(領域別・製品別の紹介形式で、掲載件数の総数表示はなし)。 / データ連携(金融関連サービス)は 2,300 以上(2024年2月29日 自社調べ、製品ページ)。
ベンダー公表マネーフォワード クラウド …()ほか 1 件
採取元: 連携サービスページ・公式製品ページ(サービスの特長)
調査日
マネーフォワード クラウド経費
会計ソフト 12 件を例示
連携可能な会計ソフトとして製品ページに12件を例示(切り捨てなし):freee/弥生会計/勘定奉行/PCA会計/OBIC7/TKC(FX)/財務大将/財務応援/大蔵大臣/SAP/COMPANY/フリーウェイ。「連携可能な会計ソフト一覧を見る」から全件一覧へ遷移する構成。 / 立替経費の振込は三菱UFJ銀行・三井住友銀行など API 連携対応銀行でワンクリック送信可(インターネットバンキング口座が必要)。マネーフォワード クラウド給与とのAPI連携で振込設定も可能。
公式「連携サービス」紹介ページあり(製品別・業務領域別の紹介形式で、掲載件数の総数表示はなし)。クラウド経費も製品別の絞り込み対象に含まれる。
ベンダー公表公式製品ページ(連携可能な会…()ほか 1 件
採取元: 公式製品ページ(連携可能な会計ソフト)・公式製品ページ(立替経費の振込)・連携サービスページ(製品別絞り込み)
調査日
マネーフォワード クラウド請求書
会計ソフト連携販売管理システムAPI
会計ソフト連携で売掛金仕訳を自動作成。案件管理・販売管理システムと連携できる API を開発者向けに提供し、サポートサイトには API で連携できる他社 CRM サービスの一覧がある。
ベンダー公表マネーフォワード クラウド請…()ほか 1 件
採取元: マネーフォワード クラウド請求書 製品ページ・クラウド請求書APIについて(サポートサイト)
調査日
楽楽精算
会計ソフト 30 製品を列挙
会計ソフト連携実績としてページ列挙30製品(勘定奉行シリーズ・弥生会計・OBIC7・HUE/HUE Classic・PCAシリーズ・GLOVIAシリーズ・SAPシリーズ・SMILE・財務応援・FXシリーズ・JDL・OPEN21deシリーズ・SuperStreamシリーズ・大蔵大臣・財務大将シリーズ・EXPLANNER・BIZ∫SCAW・Dynamics AX・ProActive・ZeeM会計・Plaza-i・スーパーカクテル・GRANDIT・E-Business Suite・GrapeCity Hybrish・財務会計システムkfas21・パワフル会計・A&A会計・InfiniOne・ガリバーシリーズ)+「その他、多くの会計ソフトと連携が可能」 / 連携方式は会計ソフトの取込口に合わせたCSV出力(主要ソフトはテンプレート用意済み)。API 直結の対象は「API」の行を参照
ベンダー公表自動仕訳・会計ソフト連携 機…()
自動仕訳・会計ソフト連携 機能ページ ベンダー公表 ℹ️30 製品 = 公式「会計ソフト連携実績」ページの列挙を編集部が数えた値(切り捨てなし)。
採取元: 自動仕訳・会計ソフト連携 機能ページ(連携実績一覧)・自動仕訳・会計ソフト連携 機能ページ
調査日
TKC FX2クラウド
連携一覧レジ勤怠管理経費精算
連携実績のある製品を一覧で公開 ベンダー公表
レジ・原価管理・販売管理・経費精算・請求書受領・勤怠管理などの分野ごとに、相手の製品名・提供元・つなぎ方・対応する自社製品を並べた連携一覧の表がある。この製品が相手として挙がっているのは、レジではAirレジ・スマレジ・ユビレジなど、販売管理では board、勤怠では KING OF TIME やタッチオンタイムなど。表に載っていても、相手側の契約や設定によってはつながらない場合があると断られている。
ベンダー公表TKCシステムと連携実績があ…()
採取元: TKCシステムと連携実績がある業務システム・TKCシステムと連携実績がある業務システム(注記)
調査日
TOKIUM
会計連携36種類以上CSV交通系カード
会計ソフト・ERP と 36種類以上 ベンダー公表
連携先は 3 つの種類に分かれる。会計連携は 36種類以上で、勘定奉行・弥生会計・freee・MFクラウド会計・SAP・SuperStream-NX・PCA・TKC などが一覧に並び、取り込みは会計ソフトへ直接インポートできる CSV ファイルの出力による。交通系は Suica・PASMO などの IC カード、ETC 利用照会サービス、エクスプレス予約。カードは 50種類を超えるクレジットカード・電子マネーで、利用明細を自動で取り込む。一覧に無い相手でも繋がる場合があるので問い合わせるように、と添えられている。
ベンダー公表外部サービス連携()ほか 1 件
採取元: 外部サービス連携(会計連携)・外部サービス連携(カード連携)・外部サービス連携・TOKIUM トップ(サポート体制)
調査日
弥生(会計/青色申告 オンライン/Next)
金融機関 1,100 件以上連携サービス 2,500 件以上
スマート取引取込のデータ連携: 金融機関 全国1,100件以上・連携可能な金融機関サービス2,500件以上(2025年8月時点)+外部サービス連携(Misoca ほか) / CSVファイル取込は全銀協フォーマット、三井住友・三菱UFJ・横浜・りそな各行等のフォーマットに対応
ベンダー公表連携機能ページ()
採取元: 連携機能ページ・連携機能ページ(CSVファイル取込)
調査日

条件なしで当てはまる  条件つき・一部  限定・要申請・無いと明記 × 当てはまらないと明記  編集部がまだ確認していません  提供元が公開していない(編集部が調べた) — 記号は編集部の札から機械で付けています。物差しは項目ごとに違い、列の見出しがその項目の意味です。札の意味と根拠は各セルの要約を押すと出ます。

材料の調査日(最新): 2026-09-03

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