ChatAI 13 製品の選び方 — 8 つの指標と導入の 7 ステップ
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「ChatGPT を会社で使って、情報漏洩や著作権は本当に大丈夫なのか?」 「Microsoft 365 Copilot や Gemini も聞くが、うちの業務で本当に役立つのはどれだ?」 「無料版や個人版のまま社員に使わせていると、何が危ないのか?」
業務視点での結論:ChatAI 13製品の総合比較マトリクス
社員が勝手に個人アカウントで使い始めて頭を抱える中小企業の経営陣や管理職の方へ。ここでは、主要な ChatAI 13製品 の利用規約・セキュリティ白書・料金表などの**一次資料(2026年8月〜9月調査時点)を全件精査し、業務で安全・効果的に使えるかを「8つの独自指標」で徹底比較しました。まずは結論となる「13製品 業務視点の総合比較マトリクス」**からご覧ください。
【評価マトリクスを読む上での重要な前提】
- セル内の記号(◎・◯・△・ー)は、各社が公開している公式規約・仕様・価格体系に基づいて、編集部が中小企業の業務利用の観点から総合的に整理・評価したものです。
- 著作権などの法務的保護(知財補償)については指標化せず、第3章に事実条件として別途独立させています。
- 各評価の詳細な客観的根拠、規約条項、出典URLは、続く第2章および第6章にすべて記載しています。
背景とここでの目的(細かい解説)
※ ここで扱う ChatAI とは、LLM(Large Language Model=大規模言語モデル)を対話形式で操作できるツール群を指します。業務システムを自律的に直接操作する「AIエージェント」とは異なり、主に**「画面上で相談すると、文章やアイデア、コード、要約を返してくれる」相談役・アドバイザーの役割**を持つ道具です。
ここでは、業務自動化 66 製品を 6 役に分類した総論「【図解】AI・ChatGPT・RPA・iPaaS(システム同士をつなぐ中継サービス)・n8n…業務自動化の言葉が多すぎる!66 製品を 6 役に例えたら、1 枚の工場イラスト図になった」のうち、① ChatAI(天井の指令モニター=答えは出すが手は出さない道具)の 13 製品を、中小企業の導入意思決定の視点からさらに深く掘り下げたものです。連載記事の一覧は 著者 Qiita ページ(@songchong) をご参照ください。
各社のホームページを開くと、「最高峰の知能」「業務効率を改善」といった華やかな宣伝文句が並んでいます。しかし、いざ製品の「機能一覧」を横に並べて比較しようとすると、すぐに手が止まります。書かれている言葉の粒度も定義もバラバラで、同じ基準で比べることができないからです。
そこでここでは、経営者や現場責任者が稟議や導入判断で必ず出てくる**「4大疑問(安全性・業務適合性・効果・管理性)」に答えるため、「8つの独自評価指標」**を決めて横に並べて比べました。
ここでの目的は、特定の製品をランキング付けして推奨することではありません。「自社の業務特性、守るべき機密レベル、予算感、ITリテラシーに照らしたとき、どの製品が最も現実的な選択肢になるか」を客観的に判断するための判断材料を提供することです。
調査記録から: 13 製品の欄を横に並べる
下の表はこの役の公開ツール全部で、RenkeiMap の調査記録 から機械で描いています(記号や札をクリックすると総結と原文・出典)。上の総合マトリクスは編集部の判断、こちらは各社の公式資料の欄そのものです。
比較項目:
| システム | 導入・利用しやすさ | 情報セキュリティ | 業務継続性 | 業務ワークフロー円滑度 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 利用形態 | 課金の軸(何を数えるか) | 価格 | 認証方式・権限設定(ログイン側) | データの保管先 | 学習に使われるか(プライバシー) | 解約時のデータ持ち出し | MCP 対応 | |
| ChatGPT | 人数で数える席単位 | 無料枠あり月額 個人向け:無料版 ¥0/月、Go ¥1,400/月、Plus ¥3,000/月、Pro 月額¥16,800から。法人向け Business:標準シート ¥3,050/月(年額課金の場合)/¥3,850/月(月額課金の場合)、プレミアムシート ¥15,250/月(年額課金の場合)/¥19,250/月(月額課金の場合)。Enterprise は営業への問い合わせ。 有料プランはユーザー1人あたりの月額。Business と Enterprise は2名から。Business は従業員数2〜200名のチーム向けと記載。Enterprise ではクレジットベースとトークンベースの料金体系が利用できる。 | 法人向けの ChatGPT Business と Enterprise では、SAML SSO・ドメイン認証・管理コンソール・管理者権限・メンバーの一括管理が利用でき、SCIM によるユーザー連携、ロールベースのアクセス制御、GPT のきめ細かな制御とグループ権限、IP 許可リスト、監査用の Compliance API ログプラットフォーム、エンタープライズキー管理は Enterprise のみと料金ページの比較表に記載されている。 料金ページの比較表で「セキュリティと管理」の項目が付くのは Business と Enterprise で、無料版・Go・Plus・Pro の個人向けプランには同項目の記載がない。監査ログにあたる Compliance API について、Trust Portal は ChatGPT Enterprise と Edu のワークスペースで利用でき、利用者の操作を記録し、ワークスペース所有者が会話とファイルをエクスポートまたは削除できると説明している。 | ○Enterprise は国を選択可 Enterprise は日本を含む 10 地域を選べる ベンダー公表 Enterprise プランでは米国、EU、英国、日本、カナダ、韓国、シンガポール、インド、オーストラリア、アラブ首長国連邦の10地域でのデータレジデンシーに対応すると記載されている。 | ○個人と法人で逆オプトアウト可 個人向け(ChatGPT の無料版・Go・Plus・Pro など)は既定で会話がモデルの学習に使われ、プライバシーポータルまたは設定からオプトアウトできる。法人向け(ChatGPT Business・ChatGPT Enterprise・API)は既定で入力・出力とも学習に使われない。なお一時チャット(Temporary Chat)は学習に使われず、オプトアウト後でもフィードバック(高評価・低評価)を送った会話は学習に使われる場合がある。 | ◎エクスポート 無料版・Go・Plus・Pro および対象の ChatGPT Edu ワークスペースでは、設定またはプライバシーポータルからアカウントデータのコピーをエクスポート申請できる。ChatGPT Business・Enterprise・ChatGPT for Healthcare のワークスペースでは利用者自身によるエクスポートは提供されず、ワークスペース管理者に問い合わせる。 | ○呼ぶ側になれる外の道具を使える MCP サーバーに繋ぐ側(クライアント) ベンダー公表 プラグインが同梱する MCP サーバーのツールを ChatGPT 側が検出して呼び出す、と開発者ドキュメントに記載されている(「The client discovers the tools exposed by the MCP server.」)。 | |
| Claude | ブラウザ(ウェブ)、デスクトップアプリ、iOS・Android のモバイルアプリ、Claude for Chrome(ブラウザ拡張)、Claude Code(コマンドライン)。 | 席単位人数で数える seat ベンダー公表 seat(Team は標準シート/プレミアムシートを組み合わせて購入する。Enterprise はシート価格に API レートの使用量が加わる) | 個人:無料 $0、Pro $18、Max 月額 $110 ベンダー公表 Team:標準シート $22、プレミアムシート $110。Enterprise:シート価格 + API レートでの使用量。日本語料金ページには「Prices include 10% JCT」と記載。 Team は2〜150名のチーム向け。Team の請求サイクルは月次および年次、Enterprise は年次と記載。Enterprise は営業担当への問い合わせが必要。 | Team プランでシングルサインオン(SSO/SAML)が利用でき、Enterprise プランではこれに加えてドメインキャプチャ、役割ベースのアクセス制御、SCIM によるメンバーとグループの自動同期、監査ログ、コンプライアンス API、ネットワークレベルでのアクセス制御、IP 許可リストが提供される。SSO は Okta・Microsoft Entra ID・Google Workspace・OneLogin・Ping Identity・JumpCloud・Duo などの IdP に対応し、JIT プロビジョニングを有効にすると初回ログイン時にユーザーが自動作成される(既定で付与される役割は User)。SCIM を有効にすると IdP のディレクトリに存在しないメンバーは削除され、存在するメンバーは追加される。監査ログは組織の Owner/Primary Owner が管理画面の Data and Privacy から過去 180 日分をエクスポートする方式で、ダウンロードリンクは 24 時間有効。IP 許可リストは認証済みリクエストの送信元 IP を毎回照合し、許可リストにない IP からのリクエストをブロックする。 プラン差が大きい。SSO は Team プラン以上(および Console 組織)で利用可能。SCIM・監査ログ・役割ベースのアクセス制御・ドメインキャプチャ・コンプライアンス API・IP 許可リスト・ネットワークレベルのアクセス制御・カスタムデータ保持制御は、いずれも Enterprise プランのみと明記されている。料金ページの比較表では、これら管理者向けの認証・権限機能はすべて Team 以上の欄に置かれている。 ベンダー公表料金ページ 機能比較表(Te…()ほか 3 件
採取元: ヘルプセンター「Set up single sign-on (SSO)」・ヘルプセンター「Access audit logs」・ヘルプセンター「Restrict access to Claude with IP allowlisting」
調査日 | 編集部がまだ確認していません | ◎既定で学習に使わない個人と法人で逆 法人向けは既定で入力・出力ともモデルの学習に使われない ベンダー公表 法人向け(Claude for Work=Team・Enterprise、Anthropic API など)は既定で入力・出力ともモデルの学習に使われない。個人向け(Free・Pro・Max、およびそれらのアカウントでの Claude Code)は、利用者が設定で許可した場合、安全性レビューで会話がフラグされた場合、その他明示的にオプトインした場合にモデル改善へ利用されると記載されており、設定は「Help Improve our AI models」のトグルでいつでも切り替えられる。シークレットチャット(Incognito)はモデル改善に使われない。高評価・低評価のフィードバックを送った会話は、会話全体が最長5年間保存され学習に使われる場合がある(Team・Enterprise では管理者がフィードバック送信自体を無効化できる)。コネクタ(Google Drive、リモート/ローカル MCP サーバーを含む)の生データは学習対象に含まれない。 利用規約(Effective October 8, 2025)は「オプトアウトしない限り学習に使う」と書き、プライバシーセンターの記事は「あなたが許可したら使う」と書く。どちらもベンダー自身のページで、拘束力を持つのは規約の方。どちらかを選んで片方を捨てない — 両方を出典つきで併記する。既定値そのものを名指しで述べた文は、どちらのページにも無い(2026-09-14 確認)。 ベンダー公表Anthropic プライバ…()ほか 3 件
採取元: 個人向け製品(Free・Pro・Max)についての記事・法人向け製品についての記事・料金ページ Team プランの記載(日本語)・Anthropic 消費者向け利用規約 Our use of Materials(原文引用)・同上(原文引用・オプトアウトしても残る 2 つ)
調査日 | ○チャットログのエクスポート Free・Pro・Max の個人利用者は、ウェブアプリまたはデスクトップアプリの Settings > Privacy から「Export data」で会話履歴とアカウントのユーザー情報をエクスポートでき、処理後にダウンロードリンクがメールで届く(リンクは配信から24時間で失効)。Team・Enterprise では組織の Primary Owner が組織データのエクスポートを行う。 | ○呼ぶ側になれる外の道具を使える MCP サーバーに繋ぐ側(クライアント) ベンダー公表 公式ヘルプの「custom connectors using remote MCP」に、Claude を既存のリモート MCP サーバーへ繋ぐ側として明記。料金ページの記述(下の引用)も同じことを言っている。 ベンダー公表Claude ヘルプセンター…()ほか 1 件
採取元: Claude ヘルプセンター Get started with custom connectors using remote MCP・料金ページ 機能一覧
調査日 |
| DeepSeek | ブラウザ(chat.deepseek.com)とスマートフォンアプリ(公式サイトからダウンロード)。 | トークンで数える従量 | 無料枠あり従量 ウェブ版チャットは公式サイトに「Free access to DeepSeek.」と記載され無料。API は米ドル建てのトークン従量課金で、100 万トークンあたり入力(キャッシュミス時)$0.22〜$1.32、入力(キャッシュヒット時)$0.007〜$0.044、出力 $0.66〜$3.96。 API はピーク時間帯とオフピーク時間帯で単価が変わり、公式は「Off-peak rates are half of the peak rates. Peak hours are 01:00 - 04:00 and 06:00 - 10:00 UTC, Monday through Friday」と記載。金額の幅は提供中の複数モデルと時間帯の差によるもの。 | 編集部がまだ確認していません | △中国 プライバシーポリシーは「当社は、当社が収集した情報を中華人民共和国にある安全なサーバーに保存します。」と記載している。保管先を利用者が選べる旨の記載は確認できなかった。 | ○既定で学習に使うオプトアウト可 個人向けのウェブ版・アプリでは、入力したデータが機械学習モデルの訓練および改善に使われる旨がプライバシーポリシーに明記されている(既定で利用される)。同ポリシーには、モデル訓練または技術最適化のための個人データ利用を拒否する権利があることも記載されている。利用規約 4.3 は、暗号化・匿名化を前提に最小限の範囲でインプットとアウトプットを基礎技術の開発・改善に使うことがあると定めている。 API(開発者向け)の利用規約(Release date 2026年4月22日/Effective date 2026年4月29日)には、入力・出力を学習に使うか否かを明示した条項を確認できなかった。規約・プライバシーポリシーは日本語版(cdn.deepseek.com/policies/ja-JP/)と英語版(同 en-US)が併存しており、引用は日本語版から採った。 | 編集部がまだ確認していません | ― MCP に対応するという記述は見つからなかった。Responses API ガイドのツール型一覧には mcp が挙がっているが、対応状況の欄は Ignored と記載されている。GitHub Copilot CLI や Codex との連携ページに出てくる MCP は、それらのツール側の機能についての記述。 MCP に対応するという記述は見つからなかった。Responses API ガイドのツール型一覧には mcp が挙がっているが、対応状況の欄は Ignored と記載されている。GitHub Copilot CLI や Codex との連携ページに出てくる MCP は、それらのツール側の機能についての記述。 確認したもの: https://api-docs.deepseek.com/、https://api-docs.deepseek.com/guides/responses_api/、https://api-docs.deepseek.com/guides/tool_calls/、https://api-docs.deepseek.com/updates/、https://api-docs.deepseek.com/quick_start/agent_integrations/copilot_cli/、https://api-docs.deepseek.com/quick_start/agent_integrations/codex/、https://www.deepseek.com/harness/en/、https://api-docs.deepseek.com/sitemap.xml 調査日 |
| exaBase 生成AI(エクサウィザーズ) | 月額従量 月額制と従量課金制の両方が用意されている(FAQ「月額制および従量課金制をご用意しています。」)。 | 要問合せ月額と従量の両方 金額の記載はなく、要問合せ ベンダー公表 FAQ は「月額制および従量課金制をご用意しています。詳しい料金については、サービス資料をご覧いただくか、お問い合わせください。」と記載し、製品ページは「機能や特長、料金プラン、事例をご確認いただけます」として無料の資料ダウンロードを案内している。 無料トライアルについて FAQ は「はい、1週間の無料トライアルプランをご用意しています。」と記載。 | 編集部がまだ確認していません | ◎日本国内 製品ページは「データ処理は国内サーバーで行われ」と記載し、FAQ も「日本国内データセンターで管理」と記載している。 | ○原則は学習に使わない全モデルは保証外 法人向けサービスとして、入力したデータは原則として生成AIモデルの学習には使われないと FAQ に記載されている。ただし全ての生成AIモデルについて保証するものではない、という但し書きが同じ回答に付いている。製品ページにも「モデル学習への情報提供も遮断」と記載がある。 個人向けプランの案内はなく、法人向けとして提供されている。オプトアウトの手段や既定値の設定について述べた記述は、今回参照した公開ページでは確認できなかった。利用規約の公開ページも確認できず、記載はいずれも製品ページと FAQ による。 | 編集部がまだ確認していません | ― exaBase 生成AI(エクサベース AI)の製品ページ・FAQ・資料ページに MCP の記載は無かった。同社サイトで MCP に触れているのは、exaBase Studio 上で提供する「RAGエージェント」のリリース(2025-06-04)で、オープンプロトコル「MCP」で実装した AI エージェントツールに対応すると記載されている。これは別製品についての記述。 exaBase 生成AI(エクサベース AI)の製品ページ・FAQ・資料ページに MCP の記載は無かった。同社サイトで MCP に触れているのは、exaBase Studio 上で提供する「RAGエージェント」のリリース(2025-06-04)で、オープンプロトコル「MCP」で実装した AI エージェントツールに対応すると記載されている。これは別製品についての記述。 確認したもの: https://exawizards.com/exabase/gpt/、https://exawizards.com/exabase/gpt/faq/、https://exawizards.com/exabase/gpt/document/、https://exawizards.com/exabase/gpt/agent/、https://exawizards.com/exabase/gpt/gov/、https://exawizards.com/exabase/studio/、https://exawizards.com/archives/30225/、https://exawizards.com/archives/31092/、https://exawizards.com/archives/32037/、https://exawizards.com/archives/30227/ 調査日 | |
| Felo(フェロー) | あわせて提供される Glarity は「ブラウザ拡張で Web・動画・PDF を瞬時に要約」する Chrome / Edge 向けの拡張機能。 | クレジット人数で数える credit(クレジット)を基本単位に、user(アカウント)単位の月額/年額サブスクリプションで付与する方式。機能ごとの単価が公開されており、例として Research Agent は 150 クレジット/回、AI スライドは 100 クレジット/ページ、AI 音声アシスタントは 1500 クレジット/時間。 | 無料枠あり月額 スタンダード(無料)= 0 円「/永遠に」「無料で利用スタート、クレジットカード登録不要。」「毎日 200 クレジットプレゼント」。月額プラン=「2,099 円」(月間 15000 クレジット+毎日 200 クレジット)。年額プラン=「1,750 円」(「20,998 円/年、よりお得」「16%の節約」、月間 15000 クレジット+毎日 200 クレジット)。法人向けは「Felo Enterprise」の「チーム版を取得」から問い合わせ。 料金ページ上の表示は「円」のみで税の別は記載されていない。支払遅延時は年14.6%の遅延損害金と利用規約に定めがある。クレジットの追加購入(ポイント購入)も案内されている。 | 編集部がまだ確認していません | 編集部がまだ確認していません | ○明示同意が要る法人向け 法人向け「Felo Enterprise」のプライバシーポリシーは、利用目的の一つに「機械学習による人工知能(AI)開発および改善」を挙げたうえで、ユーザーコンテンツ(入力プロンプト・アップロードファイル・その回答)については明示的な同意がある場合を除き AI モデルの学習データとして利用しない、と明記している(既定は OFF、同意でのみ ON)。法人向け紹介ページにも「We do not use enterprise customer data to train our AI models.」と記載がある。個人向けプライバシーポリシー(最終更新日 2025年5月13日)では、利用目的として「サービスの改善および調査」「新しいプログラムやサービスの開発」が挙げられており、学習利用の可否を明示した条項が置かれているのは Google ユーザーデータについてのみで、そこでは学習利用を明確に否定している。なお個人向けポリシーは「当社のAPIなどのビジネス提供の顧客のために処理するコンテンツには適用されません」と適用範囲を限定している。 | 生成された回答(サービス回答)に著作権が生じる場合、その著作権は提供をもって登録ユーザーに移転すると利用規約に定めがある。個人情報については、EEA・英国などの地域で「個人情報を第三者に転送する権利(データポータビリティの権利)」を含む権利が挙げられており、アカウントから行使できない場合は support@felo.ai へ請求する運用。無料版ユーザーは連続 30 日間ログインがないとユーザーコンテンツ・ファイル・関連記録が削除される場合がある。 | ○呼ぶ側になれる外の道具を使える MCP サーバーに繋ぐ側(クライアント) ベンダー公表 更新履歴に |
| Gemini | ブラウザ(gemini.google.com/app)、Android・iOS のモバイルアプリ、および Gmail・Google ドキュメントなど Google の各サービス内。 | 人数で数える月額 user ベンダー公表 user(Google AI プランは Google アカウント単位の月額サブスクリプション。Google Workspace は1ユーザーあたりの月額) | 本体は無料。AI Plus は月 725 円〜 ベンダー公表 Gemini アプリ本体は Google アカウントがあれば「¥0 JPY / 月」で利用できる。有料の Google AI プランは Google AI Plus「¥725/mo」、Google AI Pro「¥2,900/mo」、Google AI Ultra「From ¥14,500/mo」。 法人で使う場合の Gemini は Google Workspace の各プランに含まれ、日本語の料金ページでは Business Starter ¥800 JPY、Business Standard ¥1,600 JPY、Business Plus ¥2,500 JPY(いずれも1ユーザーあたり月額。最初の3か月50%オフの表示あり)、Enterprise は営業担当者への問い合わせと記載されている(https://workspace.google.com/intl/ja/pricing.html)。 | Google Workspace で使う場合、Workspace 共通の認証機能としてシングルサインオン(SAML 2.0)と 2 段階認証プロセス・セキュリティキーが提供される。Gemini については、管理者が管理コンソールから組織部門(OU)単位または設定グループ単位でアクセスの可否を切り替えられ(グループの設定は組織部門の設定より優先される)、Gemini アプリと Workspace アプリでのユーザーの操作および Gemini とのやり取りを追跡する監査ログが用意されている。管理者は Gemini アプリへのアクセスを管理してサービスを無効にすることもでき、組織の会話履歴も管理できる。コンテキストアウェア アクセス(CAA)を割り当てて、条件を満たす利用者だけにアクセスを制限することもできる。 ここに挙げた管理者向けの設定・監査ログ・CAA はいずれも Google Workspace の契約が前提。Workspace サービス内(Gmail・ドキュメント・スプレッドシート等)の Gemini 機能のアクセス管理については、対象エディションが Enterprise Standard と Enterprise Plus、Teaching and Learning アドオンと Education Plus、Google AI Pro for Education と記載されている。個人向けの Gemini アプリ/Google AI プランは Google アカウント単位の契約で、これらの管理者機能は Workspace 管理コンソールを持つ組織向けの記載。 ベンダー公表Google Workspa…()
Google Workspace における生成 AI のプライバシー ハブ(管理者の制御・監査ログ・CAA)/Google Workspace セキュリティ ホワイトペーパー(SAML 2.0・2 段階認証)/管理コンソールでの Gemini 機能のアクセス管理 ベンダー公表
採取元: Google Workspace における生成 AI のプライバシー ハブ(管理者の制御・監査ログ・CAA)/Google Workspace セキュリティ ホワイトペーパー(SAML 2.0・2 段階認証)/管理コンソールでの Gemini 機能のアクセス管理
調査日 | 編集部がまだ確認していません | ○既定で学習に使うオプトアウト可 個人向けの Gemini アプリでは、「Gemini アプリ アクティビティ」がオンの場合、チャットや共有した内容がアクティビティに保存され、Google のサービス(生成 AI モデルや機械学習技術を含む)の維持・改良のために人間のレビュアーによるレビューを伴って利用される。設定をオフにすると、今後のチャットは AI モデルのトレーニングに使用されず、72時間だけ保存される(ユーザー自身がフィードバックを送信した場合を除く)。オンの場合のアクティビティは18か月後に自動削除され、3か月・36か月・自動削除なしに変更できる。一方、Google Workspace の Gemini では、顧客データは事前の許可や指示がない限りモデルのトレーニングに使用されず、人間によるレビューも行われないと明記されている。 ベンダー公表Gemini アプリのプライ…()ほか 1 件
採取元: Gemini アプリのプライバシー ハブ(個人向け)・Gemini アプリのプライバシー ハブ(設定オフ時)・Google Workspace における生成 AI のプライバシー ハブ(法人向け)
調査日 | ◎エクスポート Gemini アプリのプライバシー ハブに、コンテンツの削除をリクエストできることと、Google Takeout(takeout.google.com)から情報をエクスポートできることが記載されている。 | ○呼ぶ側になれる外の道具を使える MCP サーバーに繋ぐ側(クライアント) ベンダー公表 Gemini API のドキュメントに「Interactions API supports connecting to remote MCP servers to give the model access to external tools and services.」と記載され、リモート MCP サーバーへの接続方法が示されている(記載は Gemini API についてのもの)。 |
| Genspark(ジェンスパーク) | 利用規約に「本サービスは https://www.genspark.ai から利用できる」と記載されている。Team / Enterprise プランでは SSO でのログインが用意されている。 | 席単位クレジット seat(席)と credit(クレジット)の組み合わせ ベンダー公表 クレジットは席ごとに毎月付与され、請求サイクルごとにリセットされ、翌月へ繰り越されない。個人向けは Free / Plus / Pro の3階層で、Plus は月10,000クレジットから、Pro は月125,000クレジットから始まるクレジット段階を選び、加入時または加入後に段階を切り替える。 | 席単位月額 Team プランは「$30 / seat / month」 ベンダー公表 Team プランは「$30 / seat / month」(2〜150人、クレジットカードによる自己申込・月額、いつでも解約可)。1席あたり月12,000クレジットと60GBのAI Driveが含まれる。Enterprise プランは151人以上が対象で金額は営業への問い合わせ(1席あたり月25,000クレジット、Order Form と Master Subscription Agreement による個別契約で、初期契約は通常36か月・以後12か月自動更新)。 個人向けは Free / Plus / Pro の3階層。金額はログインが必要な料金ページに掲載されている。 | 編集部がまだ確認していません | △米国 Enterprise プランでは米国 / EU / APAC からデータの保管地域を選択でき、ネットワーク分離のための専用 VPC も選択肢として案内されている。プライバシーポリシーには、データは Microsoft Azure 上に保存されると記載されている。 | ◎既定で学習に使わない法人向け Team / Enterprise プランは、アカウントが既定でモデル学習からオプトアウトされると公式ヘルプセンターに明記されている。データ処理契約(DPA)に基づき、プロンプトと作成物は Genspark のモデル学習に使われず、再委託先(OpenAI・Anthropic・Google)とも no-training 契約を結んでいるとしている。プライバシーポリシーには、Google Workspace API 経由で取得したデータを汎用的な AI / ML モデルの開発・改善・学習に使わないことが別途明記されている。 ベンダー公表ヘルプセンター Team &…()ほか 1 件
採取元: ヘルプセンター Team & Enterprise Plans(原文)・プライバシーポリシー Third Party Services(原文)
調査日 | △30日後にデータを削除 プライバシーポリシーに、自分の個人データについてポータブルな形式での提供を請求する権利が記載されている。ヘルプセンターには、解約後30日でアカウントデータを削除し、バックアップは削除後90日保持すると記載(Enterprise は申請により延長可)。 | ○呼ぶ側になれる外の道具を使える |
| Grok | ブラウザ(grok.com)、iOS アプリ、Android アプリ、および X 上の Grok。 | 席単位トークンで数える seat/ token ベンダー公表 seat(個人向けは 1 ユーザーあたりの月額。法人向けプランには Team seat management と Consolidated billing の記載がある)/ token(API はトークン数による従量課金)。 | 無料枠あり月額 個人向けは Free「$0 /month」、SuperGrok「$30 /month」、SuperGrok Plus「$100 /month」。法人向け Enterprise は金額の掲示がなく「Contact Sales」と案内されている。API は米ドル建てのトークン従量課金で、100 万トークンあたり入力 $1.00〜$4.00、キャッシュ済み入力 $0.20〜$1.00、出力 $2.00〜$12.00。 料金ページは Individual / Team / API のタブに分かれており、上記の月額は Individual タブの表示。API の金額の幅は、提供中の複数モデルとプロンプト長(20 万トークン未満/以上)の区分によるもの。 | 編集部がまだ確認していません | △米国 消費者向け利用規約は「your personal information will be transferred to, and/or processed in, the United States.」と記載している。法人向けについては料金ページの Enterprise 欄に「Data residency — Control where your data lives.」とあり、保管場所の指定が Enterprise 契約の項目として掲げられている。 | ○設定で切替未ログインは対象 個人向けは、ログインして使う場合、入力・出力(User Content)を製品改善とモデル学習に使ってよいかどうかを利用者が設定で選べると規約が定めている。一方、ログインせずに使う場合は、提供したデータを製品開発とモデル学習に使う完全な権利を付与する、と明記されている。法人向け Enterprise 規約は、SpaceXAI は User Content を基盤モデルや大規模言語モデル等の学習に使わず、新しい製品・サービス・機能の開発にも使わないと定めている。料金比較表でも「No training」は法人向けプラン側の項目として掲げられている。 個人向けについて、この設定の既定値が ON か OFF かを明示した記述は、確認した規約本文には見当たらなかった(「選べる」とだけ記載)。削除を要求した User Content と Private Chat は削除待ちの列に入り最大 30 日かかるとされる。法人向けでは User Content はセッション終了後 30 日以内に自動削除、さらに Zero Data Retention(ZDR)対応 API を選ぶと応答返却または推論完了 1 時間後の早い方で削除される。規約は英語版のみを確認しており、日本語版は確認できなかった。 ベンダー公表利用規約(消費者向け)Use…()ほか 1 件
採取元: 利用規約(消費者向け)User Content・Terms of Service - Enterprise, CUSTOMER OBLIGATIONS; DATA(User Content)・Terms of Service - Enterprise, Deletion and Retention of User Content
調査日 | 編集部がまだ確認していません | ○呼ぶ側になれる外の道具を使える MCP サーバーに繋ぐ側(クライアント) ベンダー公表 API のツール一覧に「Remote MCP Tools allow Grok to connect to external MCP (Model Context Protocol) servers, extending its capabilities with custom tools from third parties or your own implementations.」と記載され、外部の MCP サーバーへ接続する側として文書化されている。あわせて xAI 自身が、xAI ドキュメントを読ませるための MCP サーバー(Docs MCP Server、エンドポイント https://docs.x.ai/api/mcp)をホストしていると別ページに記載がある。ただし後者が公開しているのはドキュメントの検索・閲覧で、Grok を操作させるものではないため、この欄は client とした。 |
| Microsoft 365 Copilot | Web・モバイル・デスクトップ版の Word、Excel、PowerPoint、Outlook などのアプリ内、Microsoft Teams 内、および Web 上の Microsoft 365 Copilot アプリ(Microsoft Copilot Chat)。Windows・Mac・iOS・Android のデバイスに対応する記載がある。 | 人数で数える年間契約 user(ユーザー/月相当の年間サブスクリプション) ベンダー公表 加えて、一部のエージェント機能には従量制課金の記載がある。 | 月額席単位 日本語のビジネス向け料金ページでは、「Microsoft 365 Business Premium と Microsoft 365 Copilot Business」¥4,797(ユーザー/月相当、年払い)、「Microsoft 365 Business Standard と Microsoft 365 Copilot Business」¥3,523(ユーザー/月相当、年払い)、既存の Microsoft 365 プランへのアドオン「Microsoft 365 Copilot Business」は通常 ¥3,148 のところ ¥2,698(ユーザー/月相当、年払い)と表示されている。いずれも「価格には消費税は含まれていません」「年間サブスクリプション - 自動更新」と注記。 アドオンの ¥2,698 は割引価格としての表示(Originally starting from ¥3,148 now starting from ¥2,698)。月払いの選択肢も用意されている。 | 利用には Microsoft Entra ID アカウントと対象となる Microsoft 365 基本ライセンス、加えてアドオンの Copilot ライセンスが必要で、認証とアクセス制御はテナントの Entra ID 基盤をそのまま使う。各ユーザーが少なくとも表示アクセス許可を持つ組織データしか参照されず、テナント間の論理的分離は Microsoft Entra 承認とロールベースのアクセス制御で行われると記載されている。管理者は Microsoft 365 管理センターの「統合アプリ」で組織内で許可するエージェントを選択でき、ユーザーは管理者が許可したエージェントにしかアクセスできない。監査は Microsoft Purview の Audit (Standard) に含まれ、管理者操作とユーザー操作(Copilot が応答生成のために参照したファイル・サイト等を示す AccessedResources、機微度ラベル ID、Web 検索を使ったかどうかを含む)が自動的に記録される。 Copilot はアドオン プランで、対象となる Microsoft 365 基本ライセンス(Business / Enterprise / Government の各プラン)が前提。Microsoft 製 Copilot の監査ログは Audit (Standard) に含まれるが、Microsoft 製以外の AI アプリの監査ログは従量課金(pay-as-you-go)で保持期間 180 日。Purview の高度なデータ セキュリティ/コンプライアンス制御には Purview のライセンスが別途必要で、Microsoft 365 G3/G5 の一部またはスタンドアロンとして提供される。条件付きアクセス ポリシーやテナントの制限は Copilot のエンドポイント(copilot.cloud.microsoft)にも適用される。 ベンダー公表Microsoft Lear…()ほか 2 件
採取元: 同ページ「前提条件」・Microsoft Learn プライバシー文書「独自の組織データがどのように使用されますか?」・同文書「Microsoft Copilot の拡張性」・Microsoft Learn「Audit logs for Copilot and AI applications」
調査日 | ○データセンター LLM への呼び出しはリージョン内の最も近いデータセンターにルーティングされるが、使用率が高い期間には容量が利用可能な他のリージョンへ呼び出すこともあると記載されている。EU のユーザーについては EU データ境界内にトラフィックがとどまり、EU 外の顧客は米国・EU またはその他のリージョンでクエリが処理される。Microsoft Copilot は 2024 年 3 月 1 日に Microsoft 製品条件のデータ所在地コミットメントの対象ワークロードとして追加され、Advanced Data Residency (ADR) および Multi-Geo Capabilities のオファリングにデータ所在地のコミットメントが含まれる。 サブプロセッサとして Anthropic が提供するモデルは現在 EU データ境界から除外されている。 | ◎学習に使わない基盤モデルに使わない プロンプト、応答、および Microsoft Graph 経由でアクセスされるデータは、基盤となる LLM のトレーニングには使用されないと明記されている。保存される対話履歴(プロンプトと応答)も同様に基盤 LLM のトレーニングには使われず、保存中は暗号化される。任意のカスタマーフィードバックは Copilot の改善に使われる場合があるが、それも基盤 LLM のトレーニングには使用されず、管理者がフィードバック機能を管理できる。Azure OpenAI には人間によるレビューを含む不正使用の監視があるが、Microsoft Copilot サービスはそれをオプトアウトしていると記載されている。 ベンダー公表Microsoft Lear…()
採取元: 同文書 冒頭「重要」・同文書「独自の組織データがどのように使用されますか?」・同文書「接続エクスペリエンスのための Microsoft Copilot とプライバシー コントロール」
調査日 | △削除 ユーザーはマイ アカウント ポータル(myaccount.microsoft.com)から、プロンプトと Copilot の応答を含む Copilot アクティビティ履歴を削除できる。管理者はコンテンツ検索または Microsoft Purview を使って保存データを表示・管理し、アイテム保持ポリシーを設定できる。Microsoft Teams で Copilot とチャットした場合は、管理者が Microsoft Teams Export API を使って格納されたデータを表示できる。 | ○呼ぶ側になれる外の道具を使える MCP サーバーに繋ぐ側(クライアント) ベンダー公表 Microsoft 365 Copilot コネクタのうち「フェデレーション コネクタは、データを Microsoft Graph にインデックス付けすることなく、モデル コンテキスト プロトコル (MCP) を使用してコンテンツをリアルタイムで取得します」と記載されている。 |
| NotebookLM(現在の表記は Gemini Notebook) | ブラウザで使うほか、「Gemini Notebook モバイルアプリ」が提供されている。 | 人数で数える月額 user ベンダー公表 user(Google Workspace は 1 ユーザーあたりの月額課金)。 | 無料枠あり上限引き上げは有料 Google アカウントがあれば無料枠で利用でき、上限引き上げは (1) Google AI プラン(Plus / Pro / Ultra)、(2) Google Cloud(Gemini Notebook for Enterprise 等)、(3) 対象の Google Workspace ライセンス、のいずれかによる。Google Workspace の通常価格は 1 ユーザーあたり月額で Business Starter 800 円、Business Standard 1,600 円、Business Plus 2,500 円、Enterprise は営業への問い合わせ(新規のみ 3 か月 50% 割引の記載あり/「すべてのプランの請求は月単位で行われます」)。 アップグレード経路の出典は https://support.google.com/notebooklm/answer/16213268?hl=ja 。Google AI プラン(Plus / Pro / Ultra)の金額は料金ページが動的に表示される作りのため原文を確認できず、ここには記載しない。 | Google Workspace 版(Gemini Notebook)では、管理者が管理コンソールの[生成 AI]→[NotebookLM]でサービスのオン/オフを設定する。特定のユーザーにだけ適用する場合は、対象のアカウントを組織部門に配置するか、アクセスグループに追加する。組織の既存の共有設定がそのまま適用され、元の Drive ファイルに少なくとも「閲覧者」以上の権限を持つユーザーだけがそのファイルをソースとして利用できる。管理者はコンテキストアウェア アクセス(CAA)を Gemini Notebook に適用し、条件を満たす利用者だけにアクセスを制限できる。ログインそのものは Google Workspace アカウントで行うため、Workspace 共通の認証機能であるシングルサインオン(SAML 2.0)と 2 段階認証プロセス・セキュリティキーが利用できる。 これらの管理者設定は Google Workspace の契約が前提。Gemini Notebook は Business Starter、Enterprise Starter / Essentials / Plus、Education Fundamentals / Standard / Plus、Frontline、Nonprofits ではコアサービス、Business Base、Essentials Starter、Workspace Individual、G Suite、Cloud Identity、Chrome Enterprise、Android Enterprise では追加サービス、AI Expanded Access・AI Ultra Access ではアドオンとして提供されると記載されている。個人の Google アカウントで使う無料枠は Google アカウント単位で、ライセンスのアップグレードは Google Workspace 管理者への依頼と案内されている。 ベンダー公表Google Workspa…()
Google Workspace 管理者ヘルプ「Turn Gemini Notebook on or off for users」/生成 AI のプライバシー ハブ(CAA)/Google Workspace セキュリティ ホワイトペーパー(SAML 2.0・2 段階認証) ベンダー公表
採取元: Google Workspace 管理者ヘルプ「Turn Gemini Notebook on or off for users」/生成 AI のプライバシー ハブ(CAA)/Google Workspace セキュリティ ホワイトペーパー(SAML 2.0・2 段階認証)
調査日 | 編集部がまだ確認していません | ◎既定で学習に使わない個人版も対象外 個人アカウントでは既定で学習に使われず、利用者がフィードバックを送った場合に限り、そのやり取りの全容(クエリ・アップロード・回答)を Google が確認することがある。Google Workspace / Workspace for Education では、アップロード・クエリ・モデルの回答が人間のレビュアーに確認されることも AI モデルの学習に使われることもない、と明記されている。 | 編集部がまだ確認していません | ― |
| Ollama(ローカル実行) | デスクトップ(macOS 14 Sonoma 以降 / Windows 10 22H2 以降の Home または Pro / Linux)と CLI。Docker でも動作する。クラウドモデル利用時のみアカウント認証が必要。 | クレジット席単位 credit / tokenと seat ベンダー公表 credit / token(クラウドモデルの利用量。「Individual plans have usage limits based on the model and the number of input, cached input, and output tokens processed.」)と seat(Team プランはシート単位、最低 5 シート)。ローカル実行は課金対象外。 | 無料枠あり月額 Free $0(「Run models on your hardware」、クラウド同時実行 1 モデル、クラウド利用は Light)/Pro $20/month または $200/year(クラウド同時実行 3 モデル、クラウド利用量は Free の 50 倍、非公開モデルのアップロードと共有)/Max $100/month(クラウド同時実行 10 モデル、クラウド利用量は Pro の 5 倍。「New Max subscriptions are temporarily paused」と表示)/Team $25 per seat/month(5 シート最低=$125/month、請求と管理の共有、超過分はチーム残高から充当)/Enterprise はカスタム価格で営業へ問い合わせ。自分のハードウェアで動かす分について「Running models on your own hardware is always unlimited.」と明記。 ローカル実行そのものに課金はなく、料金はクラウドモデルの利用に対するもの。支払いは Stripe 経由、サブスクリプションは解約しない限り自動更新、税は利用者負担、購入した追加クレジットは付与から 1 年で失効(利用規約 6. Payment Terms)。 | 編集部がまだ確認していません | ◎利用者の端末内 ローカル実行時は利用者の端末内(Windows の既定は `%HOMEPATH%\.ollama`、`OLLAMA_MODELS` で変更可)。クラウドモデルについて公式サイトは「Cloud models in the United States, Europe, and Singapore.」と記載し、プライバシーポリシーは「Data may be transferred to and processed in the United States. Where required by law, we use appropriate safeguards for international transfers.」と定める。 ベンダー公表Ollama Privacy…()
採取元: Ollama Privacy Policy 5. Information Sharing 付近/公式サイト トップ「Regions」/docs Windows
調査日 | ◎学習に使わない手元で動く ローカルで動かしている限り、プロンプト・応答・モデルとのやり取りは提供元が収集も保存も送信もせず、アクセスもできないとプライバシーポリシーに明記されている(=そもそも外に出ない)。クラウドモデルを使う場合も、内容は要求を満たすのに必要な時間を超えて保存されず、学習には使わないと明記。利用規約側にも「We do not use your inputs or outputs to train AI models.」と重ねて記載があり、個人向け/法人向けでの扱いの差は設けられていない。収集されるのはアカウント情報と、プロンプトや応答の中身を含まない端末・利用メタデータ(アプリのバージョン、リクエスト数など)。 | ◎手元に残る 利用規約に「Your content: You retain ownership of content you create using our services.」とあり、ローカル実行の成果物とモデルはもともと利用者の端末上のファイルとして存在する。アカウントとそれに紐づくデータの削除はいつでも請求でき(「You can request deletion of your account and associated data at any time.」)、権利としてデータポータビリティ(Data portability)が挙げられている。 ベンダー公表Ollama Privacy…()
採取元: Ollama Privacy Policy 6. Data Retention / 権利の一覧、Terms of Service 7. Intellectual Property
調査日 | ○呼ばれる側になれる他の AI から使える |
| Perplexity | ブラウザ、デスクトップアプリ、iPhone アプリ、Android アプリ、および自社ブラウザ「Comet」。 | 人数で数える席単位 個人向けは user、法人向けは seat ベンダー公表 個人向けは user(1 アカウントあたりの月額)、法人向けは seat(シートあたりの月額)。あわせて Perplexity Computer の利用は credit(Computer クレジット、Enterprise Pro は月 500 クレジット/シート、Enterprise Max は月 15,000 クレジット/シート)で数える。 | 無料枠あり月額 個人向けは 無料 $0/月、Pro $20/月、Max $200/月。法人向けは Enterprise Pro $34「/ 月・シートあたり」「年額請求の場合」、Enterprise Max $271「/ 月・シートあたり」「年額請求の場合」、これに加えて高度なセキュリティ機能を含む「Custom pricing」の区分がある。 表示は米ドル。法人向け規約では「Customer shall pay Perplexity fees (the "Fees") in U.S. Dollars」と定められ、税は顧客負担(Perplexity の所得に対する税を除く)。 | 法人向けの Perplexity Enterprise では、SSO と SCIM によるアクセス管理、誰がファイルをアップロード・ダウンロードできるかと回答の共有範囲を管理するユーザー管理、利用状況を追跡する監査ログが提供されると公式サイトに記載されている。 出典は Perplexity Enterprise(法人向け)の紹介ページのセキュリティ欄。個人向けプランについては同欄に記載がない。なお別の担当がここに「公式のセキュリティのページにある SSO・多要素認証・Just-In-Time アクセスは従業員向けの社内統制であって利用者のログインの話ではない」と書いていたが、その記述は保存した原本のどこにも見当たらず(信頼性のページは画面を組み立ててから中身が入る作りで機械では読めない)、確かめられないため取り下げた。 ベンダー公表Perplexity Ent…()
採取元: Perplexity Enterprise 紹介ページ(セキュリティ欄「SSO + SCIM」「User management」「Enhanced visibility」)
調査日 | △米国 消費者向け Privacy Notice は「By submitting your personal data to us you agree to the transfer, storage, and processing of your data in a country other than your country of residence including, but not limited to, the United States」と定め、EU-U.S. Data Privacy Framework および英国拡張への認証を取得していると記載している。EEA / 英国域外への移転については標準契約条項(SCC)の写しを請求できる。 | ○既定で学習に使うオプトアウト可 個人向け(Free / Pro / Max)は既定で学習に使われる状態(AI Data Retention が既定で有効)で、アカウント設定の Preferences にある「AI data retention」トグルを切ることで利用者本人がオプトアウトできる。オプトアウトは以後に取得されるデータにのみ適用され、それ以前に取得済みの学習データは削除・除去できないと明記されている。法人向け(Enterprise Pro / Enterprise Max)は契約上、顧客コンテンツを学習に使わないと定められ、第三者モデル提供者にも学習禁止の取り決めがある。 ベンダー公表Perplexity Hel…()ほか 2 件
採取元: 公式ページ・Perplexity Enterprise Terms and Conditions 1.3.3 Model Training・Perplexity Privacy Notice「How We Use Data」
調査日 | ○請求して受け取る 個人データについて、Privacy Notice に「In certain cases, you may ask to receive access to your data in a portable, machine-readable form」と定めがあり、削除請求(Self-Serve Data Deletion)も用意されている。法人向けでは、セッションに添付したアップロードファイルは 7 日で削除される方針で、セッション自体は請求しない限り削除されない。 ベンダー公表Privacy Notice…()
Privacy Notice「Your Choices」/Help Center「Data Retention and Privacy for Enterprise Organizations and Users」 ベンダー公表
採取元: Privacy Notice「Your Choices」/Help Center「Data Retention and Privacy for Enterprise Organizations and Users」
調査日 | ○呼ばれる側になれる他の AI から使える MCP サーバーを提供する側 ベンダー公表 開発者ドキュメントに「The Perplexity MCP Server enables AI assistants to access Perplexity's powerful search and reasoning capabilities directly within their workflows.」とあり、Perplexity がホストするリモート HTTP サーバーと、stdio で動くローカルのオープンソース版の 2 通りが提供されている。 |
| tsuzumi(NTT) | 企業の環境(オンプレミス/プライベートクラウド)に配置する形、または Microsoft Azure 上に配置して使う形が案内されている。NTTデータの製品ページは「モデル専用の計算リソースを確保して利用するマネージド コンピューティングを採用」と記載している。 | 従量要問合せ Microsoft Azure 上での提供について、NTTデータの発表は「従量課金で、迅速に利用することができます」と記載している。 | 要問合せ従量 公式ページに金額の記載はなく、要問合せ ベンダー公表 NTTデータの製品ページは「利用料金やサービスの詳細情報はMicrosoftのマーケットプレイス上のカタログ情報および利用マニュアルをご覧ください」と案内し、あわせて「tsuzumi 2に関するご依頼やご相談は、こちらからお問い合わせください」と問い合わせ窓口を示している。 Microsoft Azure 上での提供について、NTTデータの発表は「従量課金で、迅速に利用することができます」と記載している。 | 編集部がまだ確認していません | ◎自社データセンター 自社のオンプレミスやプライベートクラウドで運用する形が可能とニュースリリースに記載されている。Microsoft Azure 上での提供については、公式ユーザーガイドが「MaaSにおけるtsuzumi提供リージョンはUS EAST2限定となります。本番ワークロードで利用する場合は、レイテンシー及び国外へのデータ通信について考慮いただけるようにお願い致します。」と記載している。 リージョンの記載は「tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0」(© 2024 NTT DATA Japan Corporation)のもの。 ベンダー公表tsuzumi on Azu…()
採取元: tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0(利用可能地域と提供リージョン)/ NTT ニュースリリース(2025年10月20日)
調査日 | ◎学習に使わない自テナント内に閉じる Microsoft Azure 上での提供について、公式ユーザーガイドは、推論結果や学習データは自分のテナント内のモデルにだけ適用され、他のテナントのモデルには利用されないと明記している。チューニングに使ったデータセットと学習済みモデルは、利用者自身が Azure の管理画面から削除できるとも記載されている。 この記載は「tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0」(© 2024 NTT DATA Japan Corporation)のもの。2025年10月に提供開始された版に対応する同種の記載、およびオンプレミス/プライベートクラウドでの運用時に学習利用の可否を定めた条項は、今回参照した公開資料では確認できなかった。個人向けプランの案内はなく、法人・自治体向けとして案内されている。 ベンダー公表tsuzumi on Azu…()
採取元: tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0(tsuzumi on Azure MaaSの提供仕様・注意事項)・tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0(提供仕様・注意事項)
調査日 | 編集部がまだ確認していません | ― |
◎ 条件なしで当てはまる ○ 条件つき・一部 △ 限定・要申請・無いと明記 × 当てはまらないと明記 ? 編集部がまだ確認していません ― 提供元が公開していない(編集部が調べた) — 記号は編集部の札から機械で付けています。物差しは項目ごとに違い、列の見出しがその項目の意味です。札の意味と根拠は各セルの要約を押すと出ます。
材料の調査日(最新): 2026-08-26
経営陣・情シス向け「導入前セルフチェックシート」
導入稟議を承認する前、または製品選定会議にかける前に、以下の13項目をセルフチェックしてください。
| # | 確認項目 | 判定 | チェックポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | 利用目的の合致 | [ ] | 導入目的は「文章・アイデアの相談」か「Office資料連動」か「網羅調査」か明確か? |
| 2 | 商用利用の規約許可 | [ ] | 検討中のプランは「業務利用(商用目的)」が規約で明示的に許可されているか? |
| 3 | 学習利用の完全遮断 | [ ] | 契約するプランは「入力・出力データがAIモデルの学習に使われない」設定か? |
| 4 | データ保管場所の確認 | [ ] | 自社のセキュリティ規定や顧客との守秘義務契約(NDA)に反する地域に置かれないか? |
| 5 | 退職者アカウントの遮断 | [ ] | 社内マスターID(Google Workspace / Entra ID等)によるSSO連携が可能か? |
| 6 | 監査ログ・履歴の追跡 | [ ] | 不正アクセスや情報漏洩が発生した際、操作証跡を後から追跡できるプランか? |
| 7 | 稼働状況の可視性 | [ ] | サービス停止時に状況を確認できるステータスページやSLAが存在するか? |
| 8 | 出口戦略(データ救出) | [ ] | 将来ツールを変更する際、社内ナレッジや会話履歴を安全に取り出せるか? |
| 9 | 外部システム連携性 | [ ] | 今後 kintone や社内DBと連携できる拡張性(MCP対応・API)を備えているか? |
| 10 | 予算と為替の見通し | [ ] | 人数分の固定額で見積もれるか? ドル建て決済による為替変動リスクはあるか? |
| 11 | 最低契約期間・シート数 | [ ] | 長期契約の縛り(3年縛り等)や、不要に多い最低シート数(5席〜等)はないか? |
| 12 | 社内ガイドラインの周知 | [ ] | 個人情報や機密パスワードを入力しない社内ルールが全社員に周知されているか? |
| 13 | 知財補償の有無と条件 | [ ] | 契約するプランに知財補償(Copyright Commitment)が付くか。無料版・個人版は対象外ではないか? |
ここから先は調査の詳細です(約 22 分)。上のカードだけで決められます。調べた 1 件ずつの記録は IT連携マップ に、出典 URL と調査日つきで公開しています。
調査の詳細
このページの答えは、以下の調べで出しました。対象・確認時期・出典を並べます。
導入時に検討すべき「8つの独自指標」と評価の理由
中小企業が ChatAI を導入する際、カタログスペックの「モデルの賢さ」だけで選ぶと、後から「社内規定に抵触して使えなくなった」「請求額が予想を超えて膨らんだ」「退職者のアカウントが消せない」といった深刻なトラブルに見舞われます。
ここでは、経営陣・管理層が必ずチェックすべき 8つの評価指標 について、なぜその視点が必要なのか、13製品の実態はどう分かれているのかを解説します。
導入容易(UI形態・サインアップ・無料試用)
最初の関門は、「社員が迷わず使い始められるか」「導入の技術的ハードルがどれくらいあるか」です。
① 提供形態による4つの分類
ChatAI の利用形態は、大きく以下の4パターンに分かれます。
- ブラウザ完結型・一般Web型(9製品): ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexity、Genspark、Grok、DeepSeek、Felo、exaBase 生成AI。ブラウザを開いてログインするだけで利用でき、端末の処理性能を問いません。
- ブラウザ完結型・Office組込型(2製品): Microsoft 365 Copilot や Gemini Notebook(旧 NotebookLM)。Word、Excel、Teams、Google ドライブなどの業務ソフト環境に溶け込んでおり、新しいツールの操作を覚える負担が少ないのが強みです。
- 自分の側(手元配置)型・端末ローカル実行(1製品): Ollama。手元のパソコンや社内サーバーに直接ソフトウェアをインストールし、オープンソースのLLMをダウンロードして動かす形式です。外部クラウドへの情報送信を実質的に大きく低減できますが、パソコンに高性能なGPUや大容量メモリが必須となります。
- 自分の側(手元配置)型・自社専用クラウド/オンプレミス(1製品): tsuzumi(NTT)。自社専用のプライベートクラウド(Microsoft Azure 等)や社内データセンターに環境を構築して利用します。金融機関や機密保持が極めて厳格な企業向けですが、個別見積もりや導入設定の工数が必要です。
(※ブラウザ完結型の11件に対し、自分の側に置く2件の合計13製品を評価しています)
② 無料版と商用利用規約の落とし穴
多くの製品には無料プランが用意されていますが、無料プランをそのまま会社の業務で使い続けると、利用規約違反になるケースが存在する点に注意が必要です。
- Perplexity: 消費者向け規約において個人向けプランは非商用利用に限ると明確に定めており、業務利用は商業利用(commercial purpose)として禁止行為に抵触します。
- Felo: 利用規約の禁止事項に「法人利用または商用目的であるにもかかわらず、個人利用と偽って申し込む行為」を明記しています。
- Grok: 評価目的の機能利用を個人の非商用利用に限ると定めています。
判定基準:◎=ブラウザ・SaaS等ですぐに法人利用開始可能 / ◯=特定プラットフォーム前提 / △=高度な自社構築やハードウェア要件あり / —=開いた範囲に記載なし
機能性能(実務機能の境界線と2026年最新機能)
「導入して本当に現場の役に立つのか」という疑問に応えるのが、機能の対応範囲です。
① 機能比較の限界と実務境界線の必要性
各社の「できること」を並べた比較表を作ろうとしても、ここでの 13 製品について各社サイトの機能説明を語で数えたところ、13 件すべてに出てくる語は 1 つもなく、最頻の「検索」でも5件しかありません。つまり、カタログスペックで機能を横並びに比較しようとしても基準がバラバラで比較できないのが実態です。
実務で重要なのは、「ChatAI の届く範囲(アドバイザーとしての役割)」と「届かない範囲(システム直接操作)」の境界線を理解することです。ChatAI はあくまで文章やデータを出力する道具であり、そのまま社内システムの設定を変えたり、発注ボタンを押したりはしません。
② 2026年最新の実務機能(Projects / Agent / Connectors)
近年、単なる「対話」を超えて、実務のプロジェクト単位でAIをカスタマイズする機能が一般化(GA: General Availability)しています。
- Claude Projects / Agent Skills GA や ChatGPT Projects / Agent: 特定のプロジェクト(例:「Q3採用活動」)ごとに社内文書をアップロードしておき、その文脈に沿ってAIに指示を与える機能が充実しています。
- M365 Connectors: Microsoft 365 Copilot が外部の業務データ(Jira、ServiceNowなど)を安全に読み込み、社内の文脈として利用できる連携基盤が整備されています。
③ 性能指標の読み方 — 「モデルの賢さ」と「製品の実力」は別物
モデルの順位は毎月入れ替わりますが、業務での実力を決めるのはモデル単体ではありません。同じモデルでも、製品が何を根拠として渡すか(社内文書・アクセス権・検索)で答えが変わるからです。
- そもそもモデル名を選ばせない製品もあります。Microsoft 365 Copilot の選択肢は「Auto/クイック応答/深く考える」で、既定は「リアルタイム ルーターを使用して、プロンプトに基づいて使用する基になるモデルを調整します」と公式に書かれています(Microsoft Copilot とは?)。しかも選べるモデルは OpenAI 系だけではありません。Microsoft は「Anthropic は Microsoft サブプロセッサーとしてオンボードされています」「商用クラウド(EU/EFTA と英国を除く)のほとんどの顧客に対して既定で Anthropic モデルを有効にしています」と明記しています(Microsoft Online Services の Anthropic モデル)。除外されているのは EU/EFTA と英国なので、日本の商用テナントは既定で有効の側にあたります。「Microsoft の製品だから OpenAI のモデル」ではありません。
- 対応モデルは 3 つの型で見ると、モデルが入れ替わっても判断が変わりません。
| 型 | 何を選ぶことになるか | ここでの 13 製品での例 |
|---|---|---|
| 自分でモデルを置く | 手元の OSS モデル(更新も自分) | Ollama |
| 製品の中から選べる | 用途ごとにモデルを切り替える | Microsoft 365 Copilot、Perplexity、Genspark |
| ベンダー自社のモデル | 選択肢は無い(その分、動きは読みやすい) | ChatGPT/Claude/Gemini/Gemini Notebook/Grok/DeepSeek/tsuzumi |
- 具体的な数値はここに固定しません(すぐ古くなるためです)。Arena(旧 LMArena)(人間の投票による相対順位)、Artificial Analysis(品質・速度・価格を横断)、Nejumi Leaderboard 4(日本語の総合評価)でご確認ください。英語ベンチマークの順位は、日本語の業務文書での実力とは一致しません。
- 機能ごとの当たり付けは第7章の逆引き表にまとめています。
- 最後は試用が最も速いです。自社の実データ(機密でないもの)で同じ指示を 2〜3 製品に投げ、第5章のチェックシートで判定してください。
判定基準:◎=2026年標準の高度な実務機能(RAG/プロジェクト管理等)を完備 / ◯=標準的なテキスト対話・検索として実用十分 / △=機能に特定分野の偏りや制約あり / —=開いた範囲に記載なし
管理統制(SSO・アカウント統制・監査ログ・権限管理)
社員が数十人規模になってくると、最も重要になるのが情シス・管理部門によるガバナンス機能です。
① SSO(シングルサインオン)と退職者遮断
- **SSO(Single Sign-On)**は「会社から支給されている1組のIDでログインできる仕組み」です。
- 最大の理由は**「退職者の即時遮断」**です。個人アカウントで利用させていると、社員が退職した後も社内の会話履歴が手元に残ってしまいます。SSO を導入していれば、情シスが会社のマスターアカウントを停止した瞬間に、ChatAI へのアクセスも同時に遮断されます。
- 13製品のすべてが公式にSSOを宣伝しているわけではありませんが、上位の法人プラン(Enterprise等)では SAML 2.0 認証に対応しているケースが多数あります。
② 監査ログ(Audit Logs)と権限管理
- 「誰が、いつログインしたか」「誰がどのファイルをアップロードしたか」という操作証跡が記録される機能です。ChatGPT Enterprise、Claude Enterprise、Microsoft 365 Copilot などで提供されており、情報漏洩インシデント発生時の原因究明に必須となります。
- 国産の exaBase 生成AI は、公式FAQの「アクセス制御機能はありますか?」という問いに「IPアドレス制限/シングルサインオン(SSO)対応/監査ログ機能」と明記しています(よくある質問)。
- 一方 tsuzumi は、自社の環境へ導入して使うモデルであるため、SSO や監査ログは導入先の基盤側の設計に依存します。NTT の公開資料を開いた範囲では製品側の記載が見当たらないため、マトリクスでは「—」としています。
判定基準:◎=SSO・監査ログ・強固な権限管理を標準装備 / ◯=法人向けグループ管理機能を提供 / △=個人管理ベースまたは上位プランでのみ限定対応 / —=開いた範囲に記載なし
安全主権(①再学習・②人読・③保存)
経営陣が稟議で最も懸念するのが、「社外秘データや顧客情報が AI に漏洩しないか」というセキュリティリスクです。
① 情報漏洩リスクを切り分ける「3つの経路」
過去の調査(「データはAIの学習に使われるのか? 34製品の利用規約を読み比べてみた」)で明らかになった通り、AI に入力したデータの行方は以下の 3つの独立した経路 で評価する必要があります。これらは連動しておらず、個別に対策が必要です。
- ① 再学習されるか: 入力データがAIモデルの能力向上(トレーニング)に使われるか。
- ② 人が読むか: トラブル対応や品質監視のため、ベンダー側の人間(レビュアー)が会話内容を閲覧するか。
- ③ サーバーに保存されるか: 会話履歴としてベンダーのサーバーにデータが保管されるか(保管される場合、その国はどこか)。
② 契約形態による保護の違いと落とし穴
**「① 再学習」**については、契約形態(個人向け vs 法人向け)で決まります。
- 個人向け無料版・低額版 は原則 ON(学習に使われる)。
- 法人向け有料プラン(Team / Enterprise / Business) の多くは既定 OFF。ただし製品ごとに条文確認が必要です。
「② 人が読むか」と「③ 保存」の落とし穴:
- 学習利用を OFF に設定しても、会話履歴としてサーバーに 保存(③) される期間(30日〜最長数年)は残るのが一般的です。
- Gemini Notebook(旧 NotebookLM) の個人版は、データの学習利用はされませんが、ユーザーが回答に対して「Good/Badの評価(フィードバック)」を送信した場合に限り、人間のレビュアーが内容を閲覧する経路(②)が存在します。
③ データの保管場所(Data Residency)
- exaBase 生成AI は公式FAQで「日本国内データセンターで管理」と明記しています(よくある質問)。
- tsuzumi は「低コストでオンプレミスやプライベートクラウドでの運用が可能であり、機密性の高い情報も安全に取り扱える」とされており、データを自社の環境に留めたまま使えます(NTT ニュースリリース(tsuzumi 2))。
- ChatGPT Enterprise / Edu は、保存データ(storage at rest)の保管地域を選べます。公式ヘルプは対応地域を「オーストラリア、カナダ、欧州(EEA+スイス)、インド、日本、シンガポール、韓国、UAE、英国、米国」と列挙しています(Data residency and inference residency for ChatGPT)。
- Genspark Enterprise は「構成可能なデータレジデンシー(米国 / EU / APAC)」で、日本単独の指定はできません(チーム & エンタープライズプラン)。
- Microsoft 365 Copilot は、公式プライバシー文書(Microsoft Copilot Privacy)で「LLMへの呼び出しは最も近いデータセンターへルーティングされるが、使用率が高い期間には容量が利用可能な他のリージョンへ呼び出されることもある」と公正に開示しています。
判定基準:◎=学習OFF・人読OFF・保管国指定(国内等)を完備 / ◯=法人契約で学習利用OFFを保証 / △=一部データが海外保管または学習例外あり / —=開いた範囲に記載なし
💡 【学習利用・人のレビュー・保存期間の徹底検証はこちら】 入力したデータに何が起きるのか(① 再学習される/② 人が読む/③ サーバーに保存される の3つの別個の経路)や、機微情報ごとの漏洩リスクについては、姉妹記事「ChatGPT・Gemini・Claude…データはAIの学習に使われるのか?情報漏洩のリスクは? 34製品の利用規約を読み比べてみた」で詳しく分析しています。
業務安定(稼働監視・SLA)
業務に ChatAI を深く組み込むほど、「サービスが突然止まったらどうするか」という継続性の問題が浮上します。
① 稼働状況(Status Page)とSLA(サービス品質保証)
- OpenAI(ChatGPT)、Anthropic(Claude)、Perplexity は、専用の稼働状況ページ(status.openai.com、status.claude.com、status.perplexity.com)で実績稼働率(Uptime %)や障害履歴を公開しています。
- DeepSeek も稼働状況ページ(status.deepseek.com)で稼働率を公開しています。一方 Grok のstatus.x.ai は、稼働中か停止中かは出しますが稼働率の数値は公開していません。
- 単体の ChatAI サービスの大半は、利用規約上「現状有姿(AS IS)」で提供され、稼働率の保証や返金規定(SLA)を持っていません。
- Microsoft 365 Copilot や Gemini for Google Workspace は、基盤クラウドサービスの月間稼働率保証(通常 99.9% 以上)の対象となります(Microsoft オンラインサービスのSLA、Google Workspace SLA)。
- Genspark は Enterprise プランに限り99.9% の稼働率 SLA とサービスクレジット(発注書に準拠)を掲げています(チーム & エンタープライズプラン)。
- Ollama と tsuzumi は自社の端末・サーバーで動かすため、ベンダーの稼働保証という枠組みそのものの外にあります(その代わり、止まったときに直すのは自社です)。マトリクスでは「—」としています。
判定基準:◎=99.9%等の明示的なSLA返金保証あり / ◯=稼働率(Uptime)の公式公開あり / △=保証なし・ベストエフォート / —=開いた範囲に記載なし
💡 【障害の見え方・レート制限・稼働率保証の実態はこちら】 クラウドサービスの障害発生時の可視性や、API 呼び出し回数の上限(レート制限・429 エラー)、稼働率保証の実態については、「API連携、つながればOK? 回数の壁・仕様変更・障害情報を業務システム56件で調べてみた」で 56 システムの実態を調べています。
業務継続(出口戦略・データ救出)
「ツールにプロンプト資産や過去の相談ログが溜まった後、ベンダーを変更したくなったら取り出せるか」という出口戦略です。
- エクスポートの可否と権限: Claude 法人ワークスペースの場合、データの書き出しは契約の最高責任者である Primary Owner のみに限定されています(Claude Privacy Center)。なお同ページは「書き出したデータを別の個人アカウントへ取り込むことはできず、個人アカウント間の移行は提供していない」とも明記しています。
- 放置アカウントのデータ削除規約: Felo の規約には、「無料版ユーザーが連続して30日間ログインしなかった場合、システムリソース最適化のため関連データを削除することがある」という条項が存在します(Felo 利用規約)。
判定基準:◎=自由なデータ移行・一括エクスポート完備 / ◯=権限者によるエクスポートに対応 / △=放置時のデータ削除規約等あり / —=開いた範囲に記載なし
連携円滑(MCP・API連携・外部ツール連携)
チャット画面で人間が質問するだけでなく、自社システムと連携できるかどうかの指標です。
① MCP は API を補完する関係(56 件の公開資料の調査より)
※ API(Application Programming Interface)=ソフト同士が決められた手順でやり取りするための窓口。MCP(Model Context Protocol)=その窓口を AI が自分で見つけて使えるようにする共通の規格です。
- MCP(Model Context Protocol) は、AI と外部データを安全につなぐための共通規格です。
- 過去の調査(「MCP vs. API どれが使える? 日本の業務システム 56 件を調べてみた」)で、日本の主要業務システム 56 件を公開資料で調べた結果、MCPに対応しているのは14件でした。重要なのは、その14件すべてが従来の API も併備しており、「MCP のみにしか対応していないシステム」は0件だったという事実です。
- MCP は従来の API を置き換える魔法の規格ではなく、**「API と併用して、AI 連携の構築を補完するための選択肢」**として冷静に評価する必要があります。
判定基準:◎=高度な外部連携(コネクタ・MCP・API)を完備 / ◯=標準的なAPI公開・連携に対応 / △=連携に個別開発・手動対応が必要 / —=開いた範囲に記載なし
💡 【MCP と API の違い・日本の業務システムの対応状況はこちら】 「MCP と従来の API は具体的に何が違うのか」「kintone・freee・SmartHR 等はどこまで対応しているか」は、姉妹記事「MCP vs. API どれが使える? 日本の業務システム 56 件を調べてみた」で図解しています。
費用明瞭(課金単位・最低利用期間・為替)
稟議書に「利用人数 × 月額単価 × 12か月」という確定的な予算を載せられる製品は、意外にも少数派です。
- 「1人あたり月いくら」で計算できる製品(5件): ChatGPT、Claude、Gemini、Gemini Notebook(旧 NotebookLM)、Microsoft 365 Copilot は、人数分の固定額で確定するため稟議が通りやすいです。
- 外貨建て決済と為替変動: 米国発のツールの多くは米ドル(USD)決済です。日本円(JPY)で請求書払いを希望する場合は、日本マイクロソフト、Google日本法人、国内SaaS(exaBase 生成AI)、または国内公認リセラーを経由する必要があります。
- 最低シート数・契約期間: ChatGPT Team(最低 2席:料金表)、Claude Team(2〜150名向け、最低 2席:料金表)、Genspark(法人契約で初期36か月拘束の条項あり:法人プランヘルプ)など、最低ロットや期間の縛りを確認してください。
判定基準(上の課金単位 5 分類と対応):◎=総額が事前に確定する(日本円・請求書払いの人数固定額、または費用ゼロのローカル実行) / ◯=人数固定額だがドル建て(為替変動あり) / △=クレジット制・従量課金・個別見積もり・長期拘束のいずれかがある / —=開いた範囲に記載なし
💡 【ツール別の料金体系・課金単位の比較はこちら】 API・iPaaS・RPA など他のツールの料金体系(ユーザー月額・従量課金・クレジット制)の違いは、「【2026年8月調査】API・iPaaS・RPAの料金を調べてみた」でも比べています。
知財保護と著作権補償(各社 Copyright Commitment の適用条件)
情報漏洩(セキュリティ)と並んで重要なのが、**「生成された文章や画像が他者の著作権を侵害していた場合、会社として訴えられないか?」**という知財リスクです。
この点について、一部の大手製品は 顧客向け著作権補償(Customer Copyright Commitment / Indemnification) という制度を設けています。これは、ユーザーが著作権侵害で訴えられた場合、AIベンダー側が法的な防御を引き受け、損害賠償を負担する契約上の約束です。
一次資料(規約)を調査した結果、以下の事実が判明しました。
【著作権補償が規約に明記されている 4製品】
- Microsoft 365 Copilot: Customer Copyright Commitment Required Mitigations に明記。ただし、マイクロソフトが組み込んでいるセーフティフィルター(安全ガードレール)を無効化せずに使用していることなど、適用条件が極めて厳格に定められており、実務上の中小企業にとって免責されにくい(適用ハードルが高い)という批判的視点にも留意が必要です。
- ChatGPT: サービス利用規約(Service Terms) の第3条(b)「アウトプットに関する補償」に明記。同条は ChatGPT Enterprise・Edu・Healthcare を総称して「Enterprise」と定義したうえで、その利用者に対する補償義務に「アウトプットの使用又は配布が第三者の知的財産権を侵害しているという第三者からの請求」を含めています(第1条で API も同様)。無料版・Plus・Pro は対象外です。
- Gemini: Generative AI Indemnified Services に明記。Workspace および Cloud が対象ですが、「無料枠(クレジット)での利用は対象外」「意図的な侵害や出典明記の無視をした場合は除外」という除外要件があります。
- Claude: Commercial Terms(法人向け商業利用規約)において、知財補償(IP Indemnification)条項が存在し、正規の利用範囲内での侵害クレームに対する防御が規定されています。
【著作権補償が見当たらない 9製品】
以下の9製品については、公開されている利用規約や法務ドキュメントを開いた範囲において、ベンダー側が著作権侵害の損害賠償を肩代わりする(Indemnification)といった明確な補償条項は見当たりません。
- Perplexity、Felo、Genspark、Grok、DeepSeek、Ollama、exaBase 生成AI、tsuzumi、Gemini Notebook(旧 NotebookLM)
結論:経営層が知っておくべき事実
「無料版・個人版には補償が一切ない。補償はすべて有償の法人契約に紐づく。」 個人アカウントでの利用を放置することは、情報漏洩リスクだけでなく、万が一の著作権侵害トラブルが発生した際に「会社として何の法的保護も受けられない」という無防備な状態を意味します。
中小企業のための「失敗しない導入手順」(実務7ステップ)
ここまでの指標を踏まえ、中小企業がリスクを抑えて導入を成功させるための標準的な7つのステップをまとめました。
- STEP 1: 目的定義・業務特定: 全社一斉ではなく、「総務の問合せ削減」など対象業務を絞り込みます。
- STEP 2: 事前検証(少人数 PoC): 無料版で精度を検証します。【最重要注意】 この段階では学習利用がONのため、社外秘データは絶対に入力しないでください。
- STEP 3: 社内利用ガイドライン策定: 「個人情報入力禁止」「生成結果の人間によるファクトチェック必須」などのルールを定めます。
- STEP 4: 部門限定トライアル: 1〜2部門に法人プランを導入し、実務での課題を吸い上げます。
- STEP 5: 正式契約・環境設定: 学習利用が既定でOFFになっている法人プランを契約し、SSO連携や監査ログを有効化します。個人利用からの移行を完了させます。
- STEP 6: 社員教育・定着支援: 業務別のプロンプトテンプレート配布や勉強会を実施します。
- STEP 7: 効果測定・見直し: 業務工数の短縮度合いを測定し、使っていないライセンスを棚卸しします。
13 製品の提供元と出典(調査記録から)
すべての記述・判定・データは、各社が公開している公式の一次資料に基づいています。提供元・本社の国(準拠法の記載を含む)・公式の出典は調査記録から引きます — 記号をクリックするとその項目の原文と調査日が出ます。
比較項目:
| システム | 基本情報 | ||
|---|---|---|---|
| ベンダー | 提供元の国・準拠法 | 公式ページ | |
| ChatGPT | 米国デラウェア州の会社であり、利用規約の準拠法はカリフォルニア州法、専属的な合意管轄はカリフォルニア州サンフランシスコに所在する連邦裁判所または州裁判所。 | ||
| Claude | 個人向け利用規約はカリフォルニア州法を準拠法とし、紛争はカリフォルニア州サンフランシスコの州裁判所または連邦裁判所を専属的管轄とすると定めている。契約の相手方は Anthropic, PBC。 ベンダー公表Consumer Terms…()
採取元: Consumer Terms of Service「Governing law and exclusive jurisdiction」
調査日 | ||
| DeepSeek | 杭州深度求索人工智能基础技术研究有限公司(Hangzhou DeepSeek Artificial Intelligence Basic Technology Research Co., Ltd.) | 利用規約 9.1 は準拠法を中華人民共和国大陸の法令と定め、9.2 は Hangzhou DeepSeek Artificial Intelligence Co., Ltd. の登記上の事務所の所在地を管轄する裁判所を訴訟提起先として定めている。 | https://www.deepseek.com/ (公式サイトは英語・中国語。利用規約とプライバシーポリシーには日本語版が用意されている:https://cdn.deepseek.com/policies/ja-JP/deepseek-terms-of-use.html ) |
| exaBase 生成AI(エクサウィザーズ) | 製品ページには「株式会社Exa Enterprise AI は ISMS 認証と PIMS 認証を取得しています。」との記載もある。 | https://exawizards.com/exabase/gpt/ (2026年8月26日時点の同ページの見出しは「エクサベース AI(exaBase AI)」で、ページ内には「exaBase 生成AI」の表記も併存している) | |
| Felo(フェロー) | Felo株式会社(代表取締役 司馬 雲瑞、東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング10F)。 | 利用規約は「本規約及びサービス利用契約の準拠法は日本法とします」と定め、「東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所」としている。個人情報の取扱いは「個人情報の保護に関する法律」に依拠して記述されている。 | |
| Gemini | サービス提供者は米国デラウェア州法に基づいて設立され米国法の下で運営される Google LLC(所在地:1600 Amphitheatre Parkway, Mountain View, California 94043, USA)。欧州経済領域・英国・スイス以外のユーザーについては、紛争にカリフォルニア州法が適用され、カリフォルニア州サンタクララ郡内の裁判所でのみ解決すると定めている。 | ||
| Genspark(ジェンスパーク) | 利用規約の準拠法は米国カリフォルニア州法で、仲裁によらない訴訟の専属管轄はカリフォルニア州サンフランシスコ郡またはカリフォルニア北部地区連邦地方裁判所と定められている。 | ||
| Grok | SpaceXAI LLC(消費者向け利用規約は「SpaceXAI LLC, a Nevada company」と記載。旧称 xAI) | 消費者向け利用規約の Dispute Resolution「Governing Law; Jurisdiction and Venue」は準拠法をテキサス州法と定め、紛争はテキサス州北部地区連邦地方裁判所またはウィチタ郡・タラント郡の州裁判所を専属管轄としている。法人向け Enterprise 規約 13.3 も準拠法をテキサス州法、専属管轄をウィチタ郡と定める。法人格はネバダ州法人。 | https://x.ai/ (製品ページは https://grok.com/ 。公式サイトと利用規約はいずれも英語で、日本語版は確認できなかった) |
| Microsoft 365 Copilot | 日本マイクロソフト株式会社(Microsoft サービス規約では、日本在住の利用者に対する有料サービスの提供者として記載。所在地:〒108-0075 東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー) 法人向けの提供条件は Microsoft 製品条件およびデータ保護に関する補遺による、と Microsoft Learn のプライバシー文書に記載されている。 | Microsoft サービス規約(発効日 2025 年 9 月 30 日)は、日本の利用者について「有料および無料の本サービスについては、抵触法にかかわらず、本規約、および本規約または本サービスに起因または関連して生じるすべての問題は、日本法を準拠法とします」と定めている。 | |
| NotebookLM(現在の表記は Gemini Notebook) | 規約上のサービス提供者は「米国デラウェア州の法律に基づいて設立され、米国の法律に基づき運営される法人」である Google LLC で、準拠法はカリフォルニア州法、管轄はカリフォルニア州サンタクララ郡の裁判所(現地法が認めない場合は居住地の裁判所も可)と定められている。 | ||
| Ollama(ローカル実行) | ベンダー公表Ollama Terms o…()
採取元: Ollama Terms of Service 1. Agreement to Terms(Last updated: May 2026)
調査日 | 利用規約は「These Terms are governed by the laws of the State of California, without regard to conflict of law principles」と定め、紛争は American Arbitration Association の商事仲裁規則に基づく仲裁で、開催地は「San Francisco, California」。集団訴訟の放棄条項がある。 ベンダー公表Ollama Terms o…()
採取元: Ollama Terms of Service 15. Governing Law / 仲裁条項(Last updated: May 2026)
調査日 | |
| Perplexity | 法人は Perplexity AI, Inc.、法人向け契約の準拠法は「the laws of California」で、紛争は「the state and federal courts located in San Francisco County, California」が専属管轄。消費者向け規約では JAMS による個人仲裁と集団訴訟の放棄が定められ、30 日以内の申し出で仲裁条項をオプトアウトできる。 | ||
| tsuzumi(NTT) | 日本電信電話株式会社(NTT)が開発した国産の大規模言語モデル。商用提供は NTT グループ各社が行い、Microsoft Azure 上での提供元は株式会社NTTデータ。 | 開発元の日本電信電話株式会社、および Microsoft Azure 上での提供元である株式会社NTTデータは、いずれも日本の法人。 | https://www.rd.ntt/research/LLM_tsuzumi.html (NTT R&D)/ https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/tsuzumi/ (株式会社NTTデータ 製品ページ) |
◎ 条件なしで当てはまる ○ 条件つき・一部 △ 限定・要申請・無いと明記 × 当てはまらないと明記 ? 編集部がまだ確認していません ― 提供元が公開していない(編集部が調べた) — 記号は編集部の札から機械で付けています。物差しは項目ごとに違い、列の見出しがその項目の意味です。札の意味と根拠は各セルの要約を押すと出ます。
材料の調査日(最新): 2026-08-26
以前ここには 13 行の手書きの表(製品名・提供元企業・本社国と準拠法・公式出典・調査日)を置いていました。同じ内容が調査記録に在り(準拠法の記載は「本社国」の欄に入っています)、原文と調査日つきで常に最新に出せるので、手書きの表はやめました。
おわりに — 「自社の身の丈に合った選択」をするために
「最新のAIだから一番良い」「みんなが使っているから」という安易な決め方は、思わぬセキュリティ事故やコスト肥大を招きます。
- Office 業務が中心の企業なら、アカウント管理が情シス基盤と同期する Microsoft 365 Copilot が手堅い選択肢です。
- データ分析や長文マニュアルを精査する部署なら、Claude や ChatGPT の法人プラン(Team / Enterprise)が高い生産性を発揮します。
- 「最新情報の調査業務」が多い部署なら、出典付きの自動要約レポートを生成できる Perplexity や Felo の法人契約が威力を発揮します。
- 社内マニュアルの回答エンジンを作りたい場合は、Google ドライブと連携する Gemini Notebook(旧 NotebookLM) や、国内サーバーで手厚い管理機能を持つ exaBase 生成AI が候補になります。
- 機密情報を外部に出せない部門なら、Ollama による手元端末での実行や、tsuzumi のオンプレミス展開が防壁となります。
自社が「どの業務を効率化したいのか」「どこまでのリスクを許容できるのか」を明確にし、ここでのチェックシートとマトリクスを活用して、納得のいく導入判断をしてください。
※ ここに掲載している製品仕様・規約・価格・URLは、2026年8月〜9月の調査時点の各社公式公開情報に基づいています。AIツールの機能・料金体系は頻繁にアップデートされるため、最新の仕様および各システム間の連携可否については、RenkeiMap(IT連携マップ) にて随時更新・公開しています。
調べた範囲と、調べていないこと
対象は ChatAI 13 製品、2026-08-26 時点の公式資料です。国内で使われている ChatAI 全体ではありません。8 つの指標は編集部が業務視点で決めたもので、ベンダーの自己申告の順位ではありません。本文に出てくる 66 製品・34 製品・56 件は、それぞれ別の調査記事の分母です(各記事に対象と時期があります)。調べていないのは、実際に使ってみた体感と、個別見積もりの金額です。