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RPA の業務を API・AI エージェントへどう移すか — 読む・書く・判断するで分ける

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導入前に決める最終更新 2026-09-23約 1,000 字

API 連携は何から調べるかでは、手段を選ぶ順番を置きました。すでに RPA で動いている業務を移すときは、その順番が変わります。

「RPA が画面の変更で止まった。もう API か AI に替えたい」— その気持ちで全部を一度に移そうとすると、別の形で止まります。まず分けます。


シナリオを 3 つに分ける

RPAのシナリオを3つに割って移し先を決める図。1読むはAPIかCSVへ、2書くはAPIか人の確認を挟んだAIエージェントへ、3判断するは移さず人に残す
RPAのシナリオを3つに割って移し先を決める図。1読むはAPIかCSVへ、2書くはAPIか人の確認を挟んだAIエージェントへ、3判断するは移さず人に残す
種類 RPA がやっていること 移し先
読む 相手の画面を開いて値を取り、表に貼る 相手に API があれば API。無ければ CSV の書き出し(純正の機能で足りることが多い)
書く 表の値を相手の画面に入力する 相手に API があれば API。無ければ、人の確認を挟んだ AI エージェント(画面操作)
判断する 値を見て、人が分岐を決めている 移さない。人に残し、前後だけを自動にする

分ける物差しは「相手のシステムに API があるか」です。純正連携・CSV・API・iPaaS(システム同士をつなぐ中継サービス)・RPA の 5 つの手段のどれで繋ぐかは 連携の手段の選び方 に置きました。

移す順番

順 何から なぜ
1 相手に公開 API がある「読む」 一番安定し、失敗しても元のデータは壊れない
2 相手に公開 API がある「書く」 認証(OAuth なら範囲と期限を絞れる)と回数の上限を先に読む
3 API が無い「書く」 人の確認を挟んだ AI エージェントか、RPA のまま残す。壊れ方(止まるか、進み続けるか)の既定を決める

「API があるか」は ○ × ではありません。公開度(第三者に使えるか)と契約の壁(いまのプランで使えるか)の 2 軸で読みます。契約の壁は製品ごとに答えが逆になります — 上位コースからと書く製品もあれば、契約していれば追加料金なしと書く製品もあります。

kintone API/MCP SmartHR API/MCP

移した後の壊れ方を決める

RPA は止まり、AI は間違えたまま進む — この通説は公開資料の上では成り立たず、止まるか進むかは種類ではなく設定で決まります(自動化が壊れた日に何が出るか)。移し先が API でもエージェントでも、失敗したときの既定(止まる/進む/通知だけ)と、戻せるか・途中から再開できるかを、移す前に決めておきます。

移す前に決めること 読む欄
失敗したら止まるのか、進むのか 壊れ方・エラー処理
戻せるか、途中から再開できるか 記録・やり直し
回数の上限に達したらどうなるか レート制限(AI は人より速く叩く)

RPA を残す判断も立派な設計です。相手に API が無く、人の確認が要る「書く」は、RPA のまま壊れ方の設定だけ見直す方が安全なことがあります。

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