IT連携マップシステムどうしのデータ連携・接続仕様のまとめ

SmartHR と freee は繋がるか — 人事から会計へ渡すとき、重なるのは 21 件

運用中 — A と B はどうつながるか・何が渡るか最終更新 2026-09-14約 1,100 字

給与の計算は人事の側で、仕訳は会計の側です。その間を渡すときに、何が決めごとになるのかを数えました。


両方の欄を横に並べる

SmartHRとfreee会計の項目名の重なりを示した横棒グラフ。SmartHR側にしかない471件、freee会計側にしかない414件に対し、両方に同じ名前で現れるのは21件
SmartHRとfreee会計の項目名の重なりを示した横棒グラフ。SmartHR側にしかない471件、freee会計側にしかない414件に対し、両方に同じ名前で現れるのは21件

どちらも API を公開しています。 通信の部分ではなく、渡す中身が問題になります。

比較項目:

システム業務ワークフロー円滑度
API/MCPAPI の認証方式API 仕様
SmartHR
公開 API追加料金なしサンドボックスありWebhook
公開 API あり。「APIの利用には別途お金がかかりますか?→SmartHRをご利用いただいていれば、無料で利用できます。」開発者向けサンドボックス環境あり(SmartHR 未利用者も無料で API を試せる)。Webhook も提供。
ベンダー公表SmartHR for de…()
採取元: SmartHR for developers(FAQ)・SmartHR for developers
調査日
アクセストークン管理画面から発行
アクセストークン方式(ただし公開 spec 内の securityDefinitions は未定義)。
ベンダー公表SmartHR for de…()ほか 1 件
採取元: SmartHR for developers(FAQ)
調査日
Swagger 2.0・60 paths / 120 operations(API 仕様 JSON は無認証で取得可能なことを確認)。
編集部確認SmartHR API 仕様…()
SmartHR API 仕様(確認取得) 編集部確認 ℹ️60 paths / 120 operations = 無認証で取得できる公式 Swagger を編集部が機械的に数えた値。
採取元: SmartHR API 仕様(保存済み swagger JSON の info 節)・SmartHR API 仕様(保存済み swagger JSON)
調査日
freee会計
公開 APIOAuth2開発者ポータル
公開 API あり(OAuth2)。公式開発者ポータルから全プロダクトの API リファレンスを公開。 / 料金ページでは「高度なAPI連携」(Salesforce・kintone 等 CRM システム連携)がアドバンスプラン以上の機能として区分されている。
ベンダー公表freee会計 法人向け料金…()ほか 1 件
採取元: freee 開発者ポータル(リファレンス)・freee会計 法人向け料金ページ(※16 高度なAPI連携の注記)
調査日
OAuthスコープ
OAuth2(authorization_code)。
編集部確認公式 API スキーマ()
採取元: freee_accounting.json(securitySchemes)
調査日
OpenAPI 3.0.1・96 paths / 151 operations(公式 GitHub、MIT ライセンス)。
編集部確認公式 API スキーマリポジ…()
公式 API スキーマリポジトリ 編集部確認 ℹ️96 paths / 151 operations = 保存済み公式 OpenAPI(GitHub 公開)を編集部が機械的に数えた値。
採取元: freee_accounting.json(保存済み OpenAPI)・freee_accounting.json(info 節)
調査日

条件なしで当てはまる  条件つき・一部  限定・要申請・無いと明記 × 当てはまらないと明記  編集部がまだ確認していません  提供元が公開していない(編集部が調べた) — 記号は編集部の札から機械で付けています。物差しは項目ごとに違い、列の見出しがその項目の意味です。札の意味と根拠は各セルの要約を押すと出ます。

材料の調査日(最新): 2026-08-01

人事から会計へ — 重なるのは 21 件

何を数えたか 件数
SmartHR 側の項目名 492
うち SmartHR にしかない 471
freee の会計側の項目名 435
うち freee にしかない 414
同じ名前で現れる項目 21

21 件の中身が、この 2 つの関係を説明します。

重なっていた項目名
名前/氏名/コード/備考/単位/項目名/ステータス
口座番号/支払金額/法人番号/郵便番号/都道府県/電話番号
作成日時/更新日時/事業所ID

人と会社を特定する情報と、支払いのまわりだけです。 勤怠や手当の中身は、名前のうえで重なりません。つまり「従業員の基本情報を渡す」ことと「給与の明細を渡す」ことは、難しさが違います。

人事どうしでも、項目名はそろわない

組み合わせ 重なる項目名
SmartHR × freee 会計 21
SmartHR × freee 人事労務 26
kintone × SmartHR 49

同じ業務領域の製品どうしでも 26 件です。 「人事の製品なら項目は共通だろう」という前提は置けません。製品ごとに、項目の持ち方が違うからです。

読み方の注意は 2 つです。① 項目名の重なりは連携の可否ではありません。 名前が同じでも意味が違うことがあります。② 数は採り方に依ります。 どちらも公開されている様式の項目名を機械で突き合わせたもので、値は 1 つも含みません。

こう決める

手順 こう判定する
1 渡す業務を 1 つに絞る(従業員の基本情報/支払い/勤怠) 3 つを同時に渡す設計にすると、決めごとが数百件になる
2 重なる 21 件のうち、その業務で使うものを抜く ここは機械的に対応づけできる
3 勤怠や手当の項目を、渡す・渡さないで分ける 名前が重ならないので、1 つずつ決める必要がある
4 出来合いの連携を両方の市場で探す 人事と会計は繋ぎたい人が多いので、既にある可能性が高い
5 残った範囲を自作の対象にする 項目数で見積もりを説明できる状態になる

人事のデータを AI に渡してよいかは別の問いです人事データを AI に渡せるか)。人事の連携の全体像は 入退社の手続きは自動になるか、対応表そのものの作り方は なぜ変換が要るのか に置きました。

調べた範囲:「21 件」は、SmartHR と freee の項目名を突き合わせて重なった数で、下の表と同じ調査記録の値です。項目名が重なる=そのまま渡せる、ではありません — 意味が同じかは人が決めます。表の記号や札から原文・出典と調査日が読めます。

この記事に登場するシステム(3)

SmartHRfreee会計kintone

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