IT連携マップシステムどうしのデータ連携・接続仕様のまとめ

どの情報なら AI に入れてよいか — 情報の種類ごとに漏れ方が違う

導入前 — この製品を入れてよいか・いまの契約で使えるか最終更新 2026-09-14約 1,900 字

「この情報は AI に入れてよいか」は、製品の設定だけでは決まりません。入れる情報の種類ごとに、漏れ方が違います。

再学習・人のレビュー・保存・匿名化集計の4経路と、個人情報・機微情報・キーワード・アイデア・社内秘の5種類の情報について、漏れうる可能性の目安を絵文字と色のマスで示した一覧表
再学習・人のレビュー・保存・匿名化集計の4経路と、個人情報・機微情報・キーワード・アイデア・社内秘の5種類の情報について、漏れうる可能性の目安を絵文字と色のマスで示した一覧表

入れるデータの種類ごとに、3 つの経路から何が漏れうるかを 1 枚にまとめました。


種類ごとに、漏れ方が違う

個人情報(氏名・連絡先) — 訓練データから氏名・連絡先を含む文字列を復元できることは、後述の公開研究が実証しています。ベンダー側の対策は「学習の前に伏せる」で、34 件でこれを具体的に書いていたのは DX Suite と DeepSeek の 2 件だけでした(DeepSeek は「厳格な匿名化処理・不可逆性を前提として」使用と記載)。CrewAI・Dify・Manus の「匿名化」は集計データを作る話で、学習前の除去とは別です。残りの 29 件は、この問いについて何も述べていません — 「対策していない」という意味ではなく、公開情報の側がその状態だという記録です。

機微情報(健康・人事評価・与信など) — 34 件の規約に、機微情報を学習の場面で特別扱いする条項は見つけられませんでした(個人情報の枠に含める書き方が主です)。漏れ方の仕組みは個人情報と同じです — ① では繰り返し現れた文字列ほど再現されやすく、② の経路ではそのまま見えます。

キーワード・固有名詞(顧客名・取引先・未発表の製品名) — 一回きりの固有名詞がそのまま出てくる可能性は低い側ですが、繰り返し入力される名前ほどモデルに記憶されやすい、というのが後述の実証研究が示す傾向です。②③ の経路では、当然そのまま残ります。

アイデア — ① 経由(重みに取り込まれて他人の出力へ)は大量のデータの統計なので、ひとつのアイデアが形を保ったまま他人の画面に出る可能性は、かなり低い側です。現実的に「バレる」に近いのは、むしろ ② と ③ です — 人が読む、保存されたものが開示される、あとから止めても過去の分は残る。

社内秘(コード・戦略文書) — 後述の研究は、文章とコードを区別しません。訓練データに繰り返し現れた文字列ほど出やすい、という同じ実験結果が当てはまります。一度きりの貼り付けが一言一句そのまま出る可能性は低い側でも、保証はなく、②③ の経路はそのまま効きます。


公開研究が言えること・言えないこと

図の ① の欄の目安は、次の公開研究に基づいています。

  • モデルが訓練データをそのままの文字列で再現する現象は実在し、実験で確かめられています。本番規模のモデルから訓練テキストを取り出す攻撃は 2021 年に実証され、2023 年には本番の ChatGPT からも訓練データを引き出した報告があります。
  • 一方で、再現されやすさは「その文字列が訓練データに何回現れたか」に強く依存するという実証研究があります(繰り返しが多いほど・モデルが大きいほど・与える文脈が長いほど、覚えている率が上がる)。

なお、ここで挙げた研究は 34 製品の規約の外側にある一般の公開研究です。特定の製品で同じ抽出ができる、という意味ではありません。図の色も規約の記述と公開研究から編集部が読んだ可能性の目安であって、保証・評価ではありません。


規約が答えていないこと

34 製品の規約のどこにも、「学習した内容が他の利用者の回答に現れるか」を正面から述べた条項は見つけられませんでした。

書かれているのは、その手前まで — 「識別できる文字列は伏せてから学習する」(DX Suite。ただし同じページに「マスキングや変換は、完全な精度を担保するものではありません」と自ら注記)、「止める前に取得済みの学習データは削除・除去できない」(Perplexity)、「第三者が使用・開示する権利を保持し得る」(Manus)というところまでです。

だから「学習を止めたから安心」ではなく、②(人が読むか)と ③(どれだけ・どこに残るか)まで含めて読む必要があります。


調査記録で確かめる

止められるのは「学習に使う」経路だけです。人が読むか・どこに残るかは別の欄に出ます。

比較項目:

システム情報セキュリティ業務安定性
データの保管先学習に使われるか(プライバシー)実行ログの保持
ChatGPT
Enterprise は国を選択可
Enterprise は日本を含む 10 地域を選べる ベンダー公表
Enterprise プランでは米国、EU、英国、日本、カナダ、韓国、シンガポール、インド、オーストラリア、アラブ首長国連邦の10地域でのデータレジデンシーに対応すると記載されている。
ベンダー公表料金ページ 機能比較表(セキ…()
採取元: 料金ページ 機能比較表(セキュリティと管理)
調査日
個人と法人で逆オプトアウト可
個人向け(ChatGPT の無料版・Go・Plus・Pro など)は既定で会話がモデルの学習に使われ、プライバシーポータルまたは設定からオプトアウトできる。法人向け(ChatGPT Business・ChatGPT Enterprise・API)は既定で入力・出力とも学習に使われない。なお一時チャット(Temporary Chat)は学習に使われず、オプトアウト後でもフィードバック(高評価・低評価)を送った会話は学習に使われる場合がある。
ベンダー公表OpenAI ヘルプ「How…()
採取元: 同上(個人向けサービスの記述)・同上(法人向けサービスの記述)
調査日
料金プランの比較表では、個人向けの無料版・Go・Plus・Pro のいずれもチャット履歴が無制限と記載されている(合理的な範囲での利用と各種方針への準拠が条件と注記されている)。監査のための記録基盤は、法人向けの最上位プランの項目として挙がっている。日数で示した保持期間は、この表には無い。
ベンダー公表料金ページ 機能比較表()ほか 1 件
採取元: エンタープライズプライバシー
調査日
Claude編集部がまだ確認していません
既定で学習に使わない個人と法人で逆
法人向けは既定で入力・出力ともモデルの学習に使われない ベンダー公表
法人向け(Claude for Work=Team・Enterprise、Anthropic API など)は既定で入力・出力ともモデルの学習に使われない。個人向け(Free・Pro・Max、およびそれらのアカウントでの Claude Code)は、利用者が設定で許可した場合、安全性レビューで会話がフラグされた場合、その他明示的にオプトインした場合にモデル改善へ利用されると記載されており、設定は「Help Improve our AI models」のトグルでいつでも切り替えられる。シークレットチャット(Incognito)はモデル改善に使われない。高評価・低評価のフィードバックを送った会話は、会話全体が最長5年間保存され学習に使われる場合がある(Team・Enterprise では管理者がフィードバック送信自体を無効化できる)。コネクタ(Google Drive、リモート/ローカル MCP サーバーを含む)の生データは学習対象に含まれない。
利用規約(Effective October 8, 2025)は「オプトアウトしない限り学習に使う」と書き、プライバシーセンターの記事は「あなたが許可したら使う」と書く。どちらもベンダー自身のページで、拘束力を持つのは規約の方。どちらかを選んで片方を捨てない — 両方を出典つきで併記する。既定値そのものを名指しで述べた文は、どちらのページにも無い(2026-09-14 確認)。
ベンダー公表Anthropic プライバ…()ほか 3 件
採取元: 個人向け製品(Free・Pro・Max)についての記事・法人向け製品についての記事・料金ページ Team プランの記載(日本語)・Anthropic 消費者向け利用規約 Our use of Materials(原文引用)・同上(原文引用・オプトアウトしても残る 2 つ)
調査日
操作の記録は最上位の法人向け組織だけで使え、書き出すと直近180日ぶんがまとめられる。書き出しを指示した所有者にダウンロード用のリンクがメールで届き、そのリンクは24時間有効。まとめ処理のため、指示してからメールが届くまで時間がかかることがあるとも書かれている。
ベンダー公表ヘルプセンター 操作の記録の…()
採取元: 同上(対象期間)
調査日
DeepSeek
中国
プライバシーポリシーは「当社は、当社が収集した情報を中華人民共和国にある安全なサーバーに保存します。」と記載している。保管先を利用者が選べる旨の記載は確認できなかった。
ベンダー公表プライバシーポリシー(日本語…()
採取元: プライバシーポリシー(日本語版)/情報の保存
調査日
既定で学習に使うオプトアウト可
個人向けのウェブ版・アプリでは、入力したデータが機械学習モデルの訓練および改善に使われる旨がプライバシーポリシーに明記されている(既定で利用される)。同ポリシーには、モデル訓練または技術最適化のための個人データ利用を拒否する権利があることも記載されている。利用規約 4.3 は、暗号化・匿名化を前提に最小限の範囲でインプットとアウトプットを基礎技術の開発・改善に使うことがあると定めている。 API(開発者向け)の利用規約(Release date 2026年4月22日/Effective date 2026年4月29日)には、入力・出力を学習に使うか否かを明示した条項を確認できなかった。規約・プライバシーポリシーは日本語版(cdn.deepseek.com/policies/ja-JP/)と英語版(同 en-US)が併存しており、引用は日本語版から採った。
ベンダー公表プライバシーポリシー(日本語…()ほか 1 件
採取元: プライバシーポリシー(日本語版)/個人データの利用目的・プライバシーポリシー(日本語版)/利用者の権利・利用規約(日本語版)4.3
調査日
サービスを提供するために処理する情報(アカウント情報、入力内容、支払情報)は、アカウントがある限り保持すると書かれている。日数で区切った保持期間は示されていない。会話の履歴は設定から利用者が管理・削除でき、アカウントを削除すると復元はできないとも書かれている。
ベンダー公表プライバシーポリシー 情報の…()
採取元: 同上
調査日
exaBase 生成AI(エクサウィザーズ)
日本国内
製品ページは「データ処理は国内サーバーで行われ」と記載し、FAQ も「日本国内データセンターで管理」と記載している。
ベンダー公表よくある質問「データの取り扱…()ほか 1 件
採取元: よくある質問「データの取り扱いについて教えてください」/ 製品ページ
調査日
原則は学習に使わない全モデルは保証外
法人向けサービスとして、入力したデータは原則として生成AIモデルの学習には使われないと FAQ に記載されている。ただし全ての生成AIモデルについて保証するものではない、という但し書きが同じ回答に付いている。製品ページにも「モデル学習への情報提供も遮断」と記載がある。 個人向けプランの案内はなく、法人向けとして提供されている。オプトアウトの手段や既定値の設定について述べた記述は、今回参照した公開ページでは確認できなかった。利用規約の公開ページも確認できず、記載はいずれも製品ページと FAQ による。
ベンダー公表よくある質問「データの取り扱…()ほか 1 件
採取元: よくある質問「データの取り扱いについて教えてください」・製品ページ「高度なセキュリティ対策で大企業でも安心して使える」
調査日
操作記録あり。保持日数は非公開 ベンダー公表
主な機能の一つとしてアクセス制御と利用ログの管理を挙げ、接続元や操作の履歴を管理できると説明している。よくある質問のアクセス制御の項目にも、接続元の制限、シングルサインオン、操作の記録が並ぶ。ただし、記録を何日間残すのかは書かれていない。
ベンダー公表製品紹介ページ 主な機能()
採取元: 同上
調査日
Felo(フェロー)編集部がまだ確認していません
明示同意が要る法人向け
法人向け「Felo Enterprise」のプライバシーポリシーは、利用目的の一つに「機械学習による人工知能(AI)開発および改善」を挙げたうえで、ユーザーコンテンツ(入力プロンプト・アップロードファイル・その回答)については明示的な同意がある場合を除き AI モデルの学習データとして利用しない、と明記している(既定は OFF、同意でのみ ON)。法人向け紹介ページにも「We do not use enterprise customer data to train our AI models.」と記載がある。個人向けプライバシーポリシー(最終更新日 2025年5月13日)では、利用目的として「サービスの改善および調査」「新しいプログラムやサービスの開発」が挙げられており、学習利用の可否を明示した条項が置かれているのは Google ユーザーデータについてのみで、そこでは学習利用を明確に否定している。なお個人向けポリシーは「当社のAPIなどのビジネス提供の顧客のために処理するコンテンツには適用されません」と適用範囲を限定している。
ベンダー公表Felo Enterpris…()ほか 2 件
採取元: 公式ページ・Felo プライバシーポリシー・Felo 利用規約
調査日
保存義務を負わない。保持期間の記載なし ベンダー公表
事業者向けの利用規約に、送信した内容と返ってきた回答の内容や履歴について、保存する義務を負わないという定めがある。何日間残すかという保持期間の記載も無い。企業向けの紹介ページには、検索履歴や社内資料の情報は利用者が公開を許可した場合にのみ他の利用者と共有されると書かれているが、これは共有範囲の説明で、保存期間の説明ではない。 この定めは事業者向けの Felo Enterprise の規約にあるもの。個人向けの規約は別のページにあり、この採取では中身を確かめていない。
ベンダー公表Felo Enterpris…()
採取元: 同上
調査日
Gemini編集部がまだ確認していません
既定で学習に使うオプトアウト可
個人向けの Gemini アプリでは、「Gemini アプリ アクティビティ」がオンの場合、チャットや共有した内容がアクティビティに保存され、Google のサービス(生成 AI モデルや機械学習技術を含む)の維持・改良のために人間のレビュアーによるレビューを伴って利用される。設定をオフにすると、今後のチャットは AI モデルのトレーニングに使用されず、72時間だけ保存される(ユーザー自身がフィードバックを送信した場合を除く)。オンの場合のアクティビティは18か月後に自動削除され、3か月・36か月・自動削除なしに変更できる。一方、Google Workspace の Gemini では、顧客データは事前の許可や指示がない限りモデルのトレーニングに使用されず、人間によるレビューも行われないと明記されている。
ベンダー公表Gemini アプリのプライ…()ほか 1 件
採取元: Gemini アプリのプライバシー ハブ(個人向け)・Gemini アプリのプライバシー ハブ(設定オフ時)・Google Workspace における生成 AI のプライバシー ハブ(法人向け)
調査日
会話の記録は、自動削除までの期間が既定で18か月に設定されており、3か月、36か月、または自動削除しないに変更できる。会話はいつでも自分で削除できる。ただし、人が内容を確認したチャットは、言語・端末の種類・位置情報・フィードバックなどの関連データとともに、利用者が履歴を削除しても消えず、最長で3年間保存される。利用頻度など一部のデータはアカウントを削除するまで保持される。
ベンダー公表Gemini アプリ プライ…()
採取元: 同上
調査日
Genspark(ジェンスパーク)
米国
Enterprise プランでは米国 / EU / APAC からデータの保管地域を選択でき、ネットワーク分離のための専用 VPC も選択肢として案内されている。プライバシーポリシーには、データは Microsoft Azure 上に保存されると記載されている。
ベンダー公表ヘルプセンター Enterp…()
採取元: Team / Enterprise プラン
調査日
既定で学習に使わない法人向け
Team / Enterprise プランは、アカウントが既定でモデル学習からオプトアウトされると公式ヘルプセンターに明記されている。データ処理契約(DPA)に基づき、プロンプトと作成物は Genspark のモデル学習に使われず、再委託先(OpenAI・Anthropic・Google)とも no-training 契約を結んでいるとしている。プライバシーポリシーには、Google Workspace API 経由で取得したデータを汎用的な AI / ML モデルの開発・改善・学習に使わないことが別途明記されている。
ベンダー公表ヘルプセンター Team &…()ほか 1 件
採取元: ヘルプセンター Team & Enterprise Plans(原文)・プライバシーポリシー Third Party Services(原文)
調査日
履歴は日付ごとに残る。期限の記載なし ベンダー公表
過去の作業は、利用者の画面のマイライブラリの履歴の欄に、新しい順に日付ごとにまとめられて残る。下へたどると古いものが読み込まれる。何日間残るのかという期限は、開いた範囲では書かれていない。
ベンダー公表ヘルプセンター よくある問題…()
採取元: ヘルプセンター よくある問題(過去の作業の探し方)
調査日
Grok
米国
消費者向け利用規約は「your personal information will be transferred to, and/or processed in, the United States.」と記載している。法人向けについては料金ページの Enterprise 欄に「Data residency — Control where your data lives.」とあり、保管場所の指定が Enterprise 契約の項目として掲げられている。
ベンダー公表利用規約(消費者向け)Pri…()ほか 1 件
採取元: 利用規約(消費者向け)Privacy and Data Security / 料金ページ Enterprise 欄
調査日
設定で切替未ログインは対象
個人向けは、ログインして使う場合、入力・出力(User Content)を製品改善とモデル学習に使ってよいかどうかを利用者が設定で選べると規約が定めている。一方、ログインせずに使う場合は、提供したデータを製品開発とモデル学習に使う完全な権利を付与する、と明記されている。法人向け Enterprise 規約は、SpaceXAI は User Content を基盤モデルや大規模言語モデル等の学習に使わず、新しい製品・サービス・機能の開発にも使わないと定めている。料金比較表でも「No training」は法人向けプラン側の項目として掲げられている。 個人向けについて、この設定の既定値が ON か OFF かを明示した記述は、確認した規約本文には見当たらなかった(「選べる」とだけ記載)。削除を要求した User Content と Private Chat は削除待ちの列に入り最大 30 日かかるとされる。法人向けでは User Content はセッション終了後 30 日以内に自動削除、さらに Zero Data Retention(ZDR)対応 API を選ぶと応答返却または推論完了 1 時間後の早い方で削除される。規約は英語版のみを確認しており、日本語版は確認できなかった。
ベンダー公表利用規約(消費者向け)Use…()ほか 1 件
採取元: 利用規約(消費者向け)User Content・Terms of Service - Enterprise, CUSTOMER OBLIGATIONS; DATA(User Content)・Terms of Service - Enterprise, Deletion and Retention of User Content
調査日
API のリクエストとレスポンスは既定で 30 日間サーバーに保存され(保存時は暗号化)、不正利用が疑われたときの調査に使われたのち自動で削除される。厳しい取り扱いが必要なチームは Zero Data Retention を有効にでき、その場合は保存されない代わりに、API キーごとの記録の閲覧、状態を保つ応答 API、ファイル、コレクション、バッチ、遅延応答などが使えなくなる。
ベンダー公表開発者向けドキュメント よく…()
採取元: 開発者向けドキュメント よくある質問(セキュリティ)
調査日
Microsoft 365 Copilot
データセンター
LLM への呼び出しはリージョン内の最も近いデータセンターにルーティングされるが、使用率が高い期間には容量が利用可能な他のリージョンへ呼び出すこともあると記載されている。EU のユーザーについては EU データ境界内にトラフィックがとどまり、EU 外の顧客は米国・EU またはその他のリージョンでクエリが処理される。Microsoft Copilot は 2024 年 3 月 1 日に Microsoft 製品条件のデータ所在地コミットメントの対象ワークロードとして追加され、Advanced Data Residency (ADR) および Multi-Geo Capabilities のオファリングにデータ所在地のコミットメントが含まれる。 サブプロセッサとして Anthropic が提供するモデルは現在 EU データ境界から除外されている。
ベンダー公表同文書「Microsoft …()
採取元: 同文書「Microsoft Copilot と EU データ境界」「Microsoft Copilot とデータ所在地」
調査日
学習に使わない基盤モデルに使わない
プロンプト、応答、および Microsoft Graph 経由でアクセスされるデータは、基盤となる LLM のトレーニングには使用されないと明記されている。保存される対話履歴(プロンプトと応答)も同様に基盤 LLM のトレーニングには使われず、保存中は暗号化される。任意のカスタマーフィードバックは Copilot の改善に使われる場合があるが、それも基盤 LLM のトレーニングには使用されず、管理者がフィードバック機能を管理できる。Azure OpenAI には人間によるレビューを含む不正使用の監視があるが、Microsoft Copilot サービスはそれをオプトアウトしていると記載されている。
ベンダー公表Microsoft Lear…()
採取元: 同文書 冒頭「重要」・同文書「独自の組織データがどのように使用されますか?」・同文書「接続エクスペリエンスのための Microsoft Copilot とプライバシー コントロール」
調査日
他社 AI との記録は従量課金で 180 日 ベンダー公表
Copilot と AI アプリの利用と管理操作は、監査(標準)の一部として自動的に記録される。組織で監査が有効なら追加の設定は要らない。監査(標準)での保持は 180 日で、監査(プレミアム)なら保持の方針を作って最大 1 年、追加ライセンスがあれば最大 10 年まで延ばせる。Microsoft Entra ID・Exchange・OneDrive・SharePoint の記録は既定で 1 年。 2023 年 10 月 17 日より前に作られた監査(標準)の記録は 90 日保持。Office 365 マネージメント アクティビティ API を使えば、既定の 180 日より長く自組織側で持つこともできる。
Microsoft 製以外の AI アプリとのやり取りの記録は従量課金の扱いで、有効にすると 180 日保持される。Microsoft 製のアプリ(Copilot を含む)は監査(標準)に含まれ、従量課金の対象外。
ベンダー公表公式ドキュメント「Micro…()ほか 1 件
採取元: 公式ドキュメント「Microsoft Purview 監査ソリューション」・公式ドキュメント「Audit logs for Copilot and AI applications」
調査日
NotebookLM(現在の表記は Gemini Notebook)編集部がまだ確認していません
既定で学習に使わない個人版も対象外
個人アカウントでは既定で学習に使われず、利用者がフィードバックを送った場合に限り、そのやり取りの全容(クエリ・アップロード・回答)を Google が確認することがある。Google Workspace / Workspace for Education では、アップロード・クエリ・モデルの回答が人間のレビュアーに確認されることも AI モデルの学習に使われることもない、と明記されている。
ベンダー公表Gemini Noteboo…()
採取元: 公式ページ
調査日
編集部まとめ出典()
公式ヘルプ「仕事用または学校用の Google アカウントで Gemini Notebook を使用する」
確認したもの: 公式ヘルプの「Gemini Notebook の詳細」「よくある質問」「仕事用または学校用の Google アカウントで使用する」、および管理者向けの有効化の手引きを開いたが、利用の記録をどれだけの期間残すかを示す記述は無い。書かれているのはデータの取り扱い(フィードバックを送らない限り学習に使わない、仕事用・学校用では人によるレビューもしない)と、削除したメモは元に戻せないことまでで、管理者が見られる記録やその保持期間には触れていない。
調査日
Ollama(ローカル実行)
利用者の端末内
ローカル実行時は利用者の端末内(Windows の既定は `%HOMEPATH%\.ollama`、`OLLAMA_MODELS` で変更可)。クラウドモデルについて公式サイトは「Cloud models in the United States, Europe, and Singapore.」と記載し、プライバシーポリシーは「Data may be transferred to and processed in the United States. Where required by law, we use appropriate safeguards for international transfers.」と定める。
ベンダー公表Ollama Privacy…()
採取元: Ollama Privacy Policy 5. Information Sharing 付近/公式サイト トップ「Regions」/docs Windows
調査日
学習に使わない手元で動く
ローカルで動かしている限り、プロンプト・応答・モデルとのやり取りは提供元が収集も保存も送信もせず、アクセスもできないとプライバシーポリシーに明記されている(=そもそも外に出ない)。クラウドモデルを使う場合も、内容は要求を満たすのに必要な時間を超えて保存されず、学習には使わないと明記。利用規約側にも「We do not use your inputs or outputs to train AI models.」と重ねて記載があり、個人向け/法人向けでの扱いの差は設けられていない。収集されるのはアカウント情報と、プロンプトや応答の中身を含まない端末・利用メタデータ(アプリのバージョン、リクエスト数など)。
ベンダー公表Ollama Privacy…()ほか 1 件
採取元: 公式ページ・Ollama Terms of Service 5. AI Services and Limitations
調査日
クラウド利用でも保存も記録もしない ベンダー公表
自分の機械で動かす場合、動作の記録は利用者の機械に残る(macOS は ~/.ollama/logs/server.log、systemd の Linux は journalctl、Windows は %LOCALAPPDATA%\Ollama の server.log と、古い分の server-#.log)。保つ期間を決めるのは利用者側で、ベンダーが預かるものではない。 コンテナで動かす場合は標準出力・標準エラーに出る。詳しい記録を出す切り替えも用意されている。
クラウドのモデルを使う場合は、送った内容と返ってきた内容を保存も記録もせず、学習にも使わないと明記されている。集めるのは基本的なアカウント情報と、内容を含まない最小限の利用状況のみ。Team プランの機能一覧にも、保存も記録もしないことが項目として掲げられている。
ベンダー公表ドキュメント「Trouble…()ほか 1 件
採取元: ドキュメント「Troubleshooting」・ドキュメント よくある質問
調査日
Perplexity
米国
消費者向け Privacy Notice は「By submitting your personal data to us you agree to the transfer, storage, and processing of your data in a country other than your country of residence including, but not limited to, the United States」と定め、EU-U.S. Data Privacy Framework および英国拡張への認証を取得していると記載している。EEA / 英国域外への移転については標準契約条項(SCC)の写しを請求できる。
ベンダー公表Perplexity Pri…()
採取元: プライバシー通知
調査日
既定で学習に使うオプトアウト可
個人向け(Free / Pro / Max)は既定で学習に使われる状態(AI Data Retention が既定で有効)で、アカウント設定の Preferences にある「AI data retention」トグルを切ることで利用者本人がオプトアウトできる。オプトアウトは以後に取得されるデータにのみ適用され、それ以前に取得済みの学習データは削除・除去できないと明記されている。法人向け(Enterprise Pro / Enterprise Max)は契約上、顧客コンテンツを学習に使わないと定められ、第三者モデル提供者にも学習禁止の取り決めがある。
ベンダー公表Perplexity Hel…()ほか 2 件
採取元: 公式ページ・Perplexity Enterprise Terms and Conditions 1.3.3 Model Training・Perplexity Privacy Notice「How We Use Data」
調査日
API に送った問い合わせの内容は保存しないと明記されている。集めるのは請求に必要な記録だけで、処理したトークン数、使ったモデル、呼び出しの時刻と所要時間、請求のための API キーの識別のみ。プロンプトや応答の中身は含まないとしている。 この請求のための記録をどれだけの期間持つかは、開いた範囲には書かれていない。
ベンダー公表開発者向けドキュメント「Pr…()
採取元: 開発者向けドキュメント「Privacy & Security」
調査日
tsuzumi(NTT)
自社データセンター
自社のオンプレミスやプライベートクラウドで運用する形が可能とニュースリリースに記載されている。Microsoft Azure 上での提供については、公式ユーザーガイドが「MaaSにおけるtsuzumi提供リージョンはUS EAST2限定となります。本番ワークロードで利用する場合は、レイテンシー及び国外へのデータ通信について考慮いただけるようにお願い致します。」と記載している。 リージョンの記載は「tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0」(© 2024 NTT DATA Japan Corporation)のもの。
ベンダー公表tsuzumi on Azu…()
採取元: tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0(利用可能地域と提供リージョン)/ NTT ニュースリリース(2025年10月20日)
調査日
学習に使わない自テナント内に閉じる
Microsoft Azure 上での提供について、公式ユーザーガイドは、推論結果や学習データは自分のテナント内のモデルにだけ適用され、他のテナントのモデルには利用されないと明記している。チューニングに使ったデータセットと学習済みモデルは、利用者自身が Azure の管理画面から削除できるとも記載されている。 この記載は「tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0」(© 2024 NTT DATA Japan Corporation)のもの。2025年10月に提供開始された版に対応する同種の記載、およびオンプレミス/プライベートクラウドでの運用時に学習利用の可否を定めた条項は、今回参照した公開資料では確認できなかった。個人向けプランの案内はなく、法人・自治体向けとして案内されている。
ベンダー公表tsuzumi on Azu…()
採取元: tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0(tsuzumi on Azure MaaSの提供仕様・注意事項)・tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0(提供仕様・注意事項)
調査日
編集部まとめ出典()
公式「tsuzumi 2 on Azure ユーザーガイド v1.1」(2026 年 7 月 30 日改訂)
確認したもの: ユーザーガイド 2 冊と製品ページを通して読んだが、推論の実行記録を誰がどれだけの期間持つかについての記述は無い。書かれているのは、推論の結果は自分のテナント内のモデルにのみ適用され、他のテナントのモデルには使われないという点まで。
調査日

条件なしで当てはまる  条件つき・一部  限定・要申請・無いと明記 × 当てはまらないと明記  編集部がまだ確認していません  提供元が公開していない(編集部が調べた) — 記号は編集部の札から機械で付けています。物差しは項目ごとに違い、列の見出しがその項目の意味です。札の意味と根拠は各セルの要約を押すと出ます。

材料の調査日(最新): 2026-08-26


まとめ — 決めること

  • 入れる情報を 3 段(公開情報/社内限り/取引先・個人情報)に分け、段ごとに行き先を決める
  • 繰り返し現れる文字列(氏名・連絡先・コード)と 一回きりの固有名詞(顧客名・未発表の製品名)を分ける — 再現されやすさが逆
  • 「学習に使わない」の設定だけで判断しない — 人が読むかどこにどれだけ残るかを同じ表で読む

調べた範囲:34 製品の規約・プライバシーポリシー・ヘルプを 1 件ずつ読み、学習の場面での情報の種類の扱いだけを抜き出しました(2026-08-26 時点)。引用した研究は 34 製品の規約の外側にある一般の公開研究で、特定の製品で同じ抽出ができることを示したものではありません

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