IT連携マップシステムどうしのデータ連携・接続仕様のまとめ

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「会議の録音を AI に入れていいか」と聞かれたとき、規約のどこを読めば答えられるのか。 形式ごとに数えました。


どの製品が、どの形式について書いているのか

AI製品14件×6形式(いいね・ファイル・画像・音声・コード・メタデータ)の記述の有無
AI製品14件×6形式(いいね・ファイル・画像・音声・コード・メタデータ)の記述の有無

形式ごとの記述をいちばん多く持つのは Gemini で、6 形式のうち 4 つに記述があります。 しかもエディション(個人版か Workspace 版か)で書いてあることが逆です — 個人版は音声と画面共有を学習に使うとし、Workspace 版はアップロードしたファイルを使わないとしています。

ただし全体としては、埋まっているマスは 84 のうち 21 だけです。 空欄は「使わない」ではなく、その形式について何も書いていないという意味になります。

この表に載っていない製品が 22 件あります。 これら 22 件は記述を省略したわけではなく、規約上データの形式による区別を行っていない(すべての形式を一律に扱う)製品です。形式を分けていない製品では、文字と同じ方針がそのまま適用されると読むのが自然です。

録音・写真・PDF は、文字と同じ扱いなのか

形式ごとに、学習に使うと書く製品・条件つきの製品・使わないと書く製品を3列に並べた表
形式ごとに、学習に使うと書く製品・条件つきの製品・使わないと書く製品を3列に並べた表

製品によって違います。同じ形式について、「学習に使う」と書く製品と「使わない」と書く製品が、どちらもあります。 書いてあった 14 件から、形式ごとに拾います。

形式 書いてある例(版つき)
音声・録音 🎙 Gemini(個人版)は音声と画面共有をトレーニングを含む改善に使うと名指し/Genspark元の音声ファイルは保存もアクセス提供もしない(文字起こしと議事録だけを渡す)/Manus音声・ボイスクリップを入力として名指しし、そこから情報を導き出すと書く一方、学習に使うかは書いていない
画像・帳票 📷 DX Suite学習前に氏名や電話番号をマスキングし、不可逆な形式に変換すると書き、同じページに「完全な精度を担保するものではありません」とも記載/スマートOCR帳票画像から切り出した文字列画像を学習させると機能として書いている
アップロードしたファイル 📄 NotebookLMアップロードしたファイルは人のレビューにも改善にも使わないと書き、ただしフィードバックを出したときは例外/Gemini はWorkspace 版について同じことを書いている(個人版とは別)/Felo法人版について、明示的な同意がある場合を除き学習には使わないと書いている
コード 💻 Cursorコードベース・プロンプト・エディタ操作・コード断片を名指し/GitHub Copilot入力・出力・コードスニペット・関連コンテキストを名指し
メタデータ LINE WORKS OCRアクセスログ(IP アドレス・ブラウザ種類・言語・タイムスタンプ)を自動生成・保存すると別建てで書いている

録音についての扱いは、3 通りに分かれます。 学習に使うと書く製品、元の音声ファイルは残さないと書く製品、形式を名指しはするが学習の可否を書かない製品です。つまり「AI は録音をどう扱うのか」という問いには、製品を決めない限り答えがありません

製品名だけで語れるのか

GitHub Copilot と Gemini で、個人向けと法人向けのエディションで学習利用の結論が逆になることを示した表
GitHub Copilot と Gemini で、個人向けと法人向けのエディションで学習利用の結論が逆になることを示した表

語れません。同じ製品名でも、エディション(個人版か法人版か)で「使う」と「使わない」が入れ替わる例が 2 つありました。

製品 個人向けのエディション 法人向けのエディション
GitHub Copilot 個人向け(Free・Pro・Pro+)は入力・出力・コードスニペットをトレーニングや改善に使う場合がある(オプトアウト可) GitHub はモデルのトレーニングに、Business と Enterprise のデータのいずれも使用しない
Gemini 個人版は音声と画面共有をトレーニングを含む改善に使用 Workspace 版はアップロードしたファイルが人のレビューで確認されることも、許可なく生成 AI モデルのトレーニングに使われることもない

この 2 社では、個人向けと法人向けで結論が逆になります。 だから「Gemini は音声を学習に使う」も「Gemini はファイルを学習に使わない」も、どのエディションの話かを書かなければ、どちらも不正確です。

「いいね」は、なぜ情報漏洩と関係するか

同じ「いいねを押す」が製品によって3通りの意味になること(学習に使わない・押した会話を保存・履歴の保存をOFFにしても72時間保存)
同じ「いいねを押す」が製品によって3通りの意味になること(学習に使わない・押した会話を保存・履歴の保存をOFFにしても72時間保存)

7 件が名指しで書いていて、形式の中でいちばん多いからです。 そして書いてあることが製品ごとに食い違います。

製品 書いてあること
Microsoft 365 Copilot このフィードバックは基盤モデルのトレーニングには使用しないと明記している
Claude 👍/👎 で評価すると、関連する会話をフィードバックの一部として保存する。そして規約は、オプトアウトしていてもフィードバックは学習に使うとも書いている
Gemini 会話履歴をオフにしても、フィードバックを処理できるように最長 72 時間は保存する
NotebookLM アップロードしたファイルは改善に使わない。ただしフィードバックを提供しない限り、という条件つき
Claude Code 組織の設定でフィードバックの導線自体を出さないようにできると書いている

原文・出典: Microsoft 365 Copilot のページ(training_use_by_form)

同じ「👍 を押す」という 1 つの動作が、製品によって 3 つの違う意味を持っています。 学習に使わないと明記する製品、押した会話を保存する製品、履歴をオフにしても一定時間だけ残す製品です。

ここで Claude と NotebookLM を比べると、独立した別の会社の別の製品でありながら、同じ位置に同じ例外が置かれています — 「使わない、ただしフィードバックを送ったときは別」。例外はこの位置に置かれやすい、ということです。

「私のデータ」は 1 種類なのか

「私のデータ」の3種類(入れた情報・返ってきた情報・自動で作られた情報)
「私のデータ」の3種類(入れた情報・返ってきた情報・自動で作られた情報)

3 種類あります。混ぜて読むと、答えを間違えます。

3 つ目の「自動で作られた情報」に注意が要ります。 メタデータ(アクセスログ)は、利用者が入れても入れなくても作られます。だから「自分が入れた情報」と同じ列に並べると、自分の入力だと読み違えます。

2 つ目の「返ってきた情報」も同じです。資料から音声解説を作る機能は AI が生成して聞かせるものなので、「入れた録音がどう扱われるか」には答えていません。

製品の比較表で確かめる

形式ごとの記述は、その製品が学習に使うと書いているかと並べて読むものです。自社が使っている製品を探してください。

比較項目:

システム情報セキュリティ業務継続性
データの保管先学習に使われるか(プライバシー)解約時のデータ持ち出し
ChatGPT
Enterprise は国を選択可
Enterprise は日本を含む 10 地域を選べる ベンダー公表
Enterprise プランでは米国、EU、英国、日本、カナダ、韓国、シンガポール、インド、オーストラリア、アラブ首長国連邦の10地域でのデータレジデンシーに対応すると記載されている。
ベンダー公表料金ページ 機能比較表(セキ…()
採取元: 料金ページ 機能比較表(セキュリティと管理)
調査日
個人と法人で逆オプトアウト可
個人向け(ChatGPT の無料版・Go・Plus・Pro など)は既定で会話がモデルの学習に使われ、プライバシーポータルまたは設定からオプトアウトできる。法人向け(ChatGPT Business・ChatGPT Enterprise・API)は既定で入力・出力とも学習に使われない。なお一時チャット(Temporary Chat)は学習に使われず、オプトアウト後でもフィードバック(高評価・低評価)を送った会話は学習に使われる場合がある。
ベンダー公表OpenAI ヘルプ「How…()
採取元: 同上(個人向けサービスの記述)・同上(法人向けサービスの記述)
調査日
エクスポート
無料版・Go・Plus・Pro および対象の ChatGPT Edu ワークスペースでは、設定またはプライバシーポータルからアカウントデータのコピーをエクスポート申請できる。ChatGPT Business・Enterprise・ChatGPT for Healthcare のワークスペースでは利用者自身によるエクスポートは提供されず、ワークスペース管理者に問い合わせる。
ベンダー公表ヘルプ「Exporting …()
採取元: データの書き出し
調査日
Claude編集部がまだ確認していません
既定で学習に使わない個人と法人で逆
法人向けは既定で入力・出力ともモデルの学習に使われない ベンダー公表
法人向け(Claude for Work=Team・Enterprise、Anthropic API など)は既定で入力・出力ともモデルの学習に使われない。個人向け(Free・Pro・Max、およびそれらのアカウントでの Claude Code)は、利用者が設定で許可した場合、安全性レビューで会話がフラグされた場合、その他明示的にオプトインした場合にモデル改善へ利用されると記載されており、設定は「Help Improve our AI models」のトグルでいつでも切り替えられる。シークレットチャット(Incognito)はモデル改善に使われない。高評価・低評価のフィードバックを送った会話は、会話全体が最長5年間保存され学習に使われる場合がある(Team・Enterprise では管理者がフィードバック送信自体を無効化できる)。コネクタ(Google Drive、リモート/ローカル MCP サーバーを含む)の生データは学習対象に含まれない。
利用規約(Effective October 8, 2025)は「オプトアウトしない限り学習に使う」と書き、プライバシーセンターの記事は「あなたが許可したら使う」と書く。どちらもベンダー自身のページで、拘束力を持つのは規約の方。どちらかを選んで片方を捨てない — 両方を出典つきで併記する。既定値そのものを名指しで述べた文は、どちらのページにも無い(2026-09-14 確認)。
ベンダー公表Anthropic プライバ…()ほか 3 件
採取元: 個人向け製品(Free・Pro・Max)についての記事・法人向け製品についての記事・料金ページ Team プランの記載(日本語)・Anthropic 消費者向け利用規約 Our use of Materials(原文引用)・同上(原文引用・オプトアウトしても残る 2 つ)
調査日
チャットログのエクスポート
Free・Pro・Max の個人利用者は、ウェブアプリまたはデスクトップアプリの Settings > Privacy から「Export data」で会話履歴とアカウントのユーザー情報をエクスポートでき、処理後にダウンロードリンクがメールで届く(リンクは配信から24時間で失効)。Team・Enterprise では組織の Primary Owner が組織データのエクスポートを行う。
ベンダー公表プライバシーセンター「Exp…()
採取元: データの書き出し
調査日
DeepSeek
中国
プライバシーポリシーは「当社は、当社が収集した情報を中華人民共和国にある安全なサーバーに保存します。」と記載している。保管先を利用者が選べる旨の記載は確認できなかった。
ベンダー公表プライバシーポリシー(日本語…()
採取元: プライバシーポリシー(日本語版)/情報の保存
調査日
既定で学習に使うオプトアウト可
個人向けのウェブ版・アプリでは、入力したデータが機械学習モデルの訓練および改善に使われる旨がプライバシーポリシーに明記されている(既定で利用される)。同ポリシーには、モデル訓練または技術最適化のための個人データ利用を拒否する権利があることも記載されている。利用規約 4.3 は、暗号化・匿名化を前提に最小限の範囲でインプットとアウトプットを基礎技術の開発・改善に使うことがあると定めている。 API(開発者向け)の利用規約(Release date 2026年4月22日/Effective date 2026年4月29日)には、入力・出力を学習に使うか否かを明示した条項を確認できなかった。規約・プライバシーポリシーは日本語版(cdn.deepseek.com/policies/ja-JP/)と英語版(同 en-US)が併存しており、引用は日本語版から採った。
ベンダー公表プライバシーポリシー(日本語…()ほか 1 件
採取元: プライバシーポリシー(日本語版)/個人データの利用目的・プライバシーポリシー(日本語版)/利用者の権利・利用規約(日本語版)4.3
調査日
編集部がまだ確認していません
exaBase 生成AI(エクサウィザーズ)
日本国内
製品ページは「データ処理は国内サーバーで行われ」と記載し、FAQ も「日本国内データセンターで管理」と記載している。
ベンダー公表よくある質問「データの取り扱…()ほか 1 件
採取元: よくある質問「データの取り扱いについて教えてください」/ 製品ページ
調査日
原則は学習に使わない全モデルは保証外
法人向けサービスとして、入力したデータは原則として生成AIモデルの学習には使われないと FAQ に記載されている。ただし全ての生成AIモデルについて保証するものではない、という但し書きが同じ回答に付いている。製品ページにも「モデル学習への情報提供も遮断」と記載がある。 個人向けプランの案内はなく、法人向けとして提供されている。オプトアウトの手段や既定値の設定について述べた記述は、今回参照した公開ページでは確認できなかった。利用規約の公開ページも確認できず、記載はいずれも製品ページと FAQ による。
ベンダー公表よくある質問「データの取り扱…()ほか 1 件
採取元: よくある質問「データの取り扱いについて教えてください」・製品ページ「高度なセキュリティ対策で大企業でも安心して使える」
調査日
編集部がまだ確認していません
Felo(フェロー)編集部がまだ確認していません
明示同意が要る法人向け
法人向け「Felo Enterprise」のプライバシーポリシーは、利用目的の一つに「機械学習による人工知能(AI)開発および改善」を挙げたうえで、ユーザーコンテンツ(入力プロンプト・アップロードファイル・その回答)については明示的な同意がある場合を除き AI モデルの学習データとして利用しない、と明記している(既定は OFF、同意でのみ ON)。法人向け紹介ページにも「We do not use enterprise customer data to train our AI models.」と記載がある。個人向けプライバシーポリシー(最終更新日 2025年5月13日)では、利用目的として「サービスの改善および調査」「新しいプログラムやサービスの開発」が挙げられており、学習利用の可否を明示した条項が置かれているのは Google ユーザーデータについてのみで、そこでは学習利用を明確に否定している。なお個人向けポリシーは「当社のAPIなどのビジネス提供の顧客のために処理するコンテンツには適用されません」と適用範囲を限定している。
ベンダー公表Felo Enterpris…()ほか 2 件
採取元: 公式ページ・Felo プライバシーポリシー・Felo 利用規約
調査日
生成された回答(サービス回答)に著作権が生じる場合、その著作権は提供をもって登録ユーザーに移転すると利用規約に定めがある。個人情報については、EEA・英国などの地域で「個人情報を第三者に転送する権利(データポータビリティの権利)」を含む権利が挙げられており、アカウントから行使できない場合は support@felo.ai へ請求する運用。無料版ユーザーは連続 30 日間ログインがないとユーザーコンテンツ・ファイル・関連記録が削除される場合がある。
Gemini編集部がまだ確認していません
既定で学習に使うオプトアウト可
個人向けの Gemini アプリでは、「Gemini アプリ アクティビティ」がオンの場合、チャットや共有した内容がアクティビティに保存され、Google のサービス(生成 AI モデルや機械学習技術を含む)の維持・改良のために人間のレビュアーによるレビューを伴って利用される。設定をオフにすると、今後のチャットは AI モデルのトレーニングに使用されず、72時間だけ保存される(ユーザー自身がフィードバックを送信した場合を除く)。オンの場合のアクティビティは18か月後に自動削除され、3か月・36か月・自動削除なしに変更できる。一方、Google Workspace の Gemini では、顧客データは事前の許可や指示がない限りモデルのトレーニングに使用されず、人間によるレビューも行われないと明記されている。
ベンダー公表Gemini アプリのプライ…()ほか 1 件
採取元: Gemini アプリのプライバシー ハブ(個人向け)・Gemini アプリのプライバシー ハブ(設定オフ時)・Google Workspace における生成 AI のプライバシー ハブ(法人向け)
調査日
エクスポート
Gemini アプリのプライバシー ハブに、コンテンツの削除をリクエストできることと、Google Takeout(takeout.google.com)から情報をエクスポートできることが記載されている。
ベンダー公表Gemini アプリのプライ…()
採取元: Gemini アプリのプライバシー ハブ
調査日
Genspark(ジェンスパーク)
米国
Enterprise プランでは米国 / EU / APAC からデータの保管地域を選択でき、ネットワーク分離のための専用 VPC も選択肢として案内されている。プライバシーポリシーには、データは Microsoft Azure 上に保存されると記載されている。
ベンダー公表ヘルプセンター Enterp…()
採取元: Team / Enterprise プラン
調査日
既定で学習に使わない法人向け
Team / Enterprise プランは、アカウントが既定でモデル学習からオプトアウトされると公式ヘルプセンターに明記されている。データ処理契約(DPA)に基づき、プロンプトと作成物は Genspark のモデル学習に使われず、再委託先(OpenAI・Anthropic・Google)とも no-training 契約を結んでいるとしている。プライバシーポリシーには、Google Workspace API 経由で取得したデータを汎用的な AI / ML モデルの開発・改善・学習に使わないことが別途明記されている。
ベンダー公表ヘルプセンター Team &…()ほか 1 件
採取元: ヘルプセンター Team & Enterprise Plans(原文)・プライバシーポリシー Third Party Services(原文)
調査日
30日後にデータを削除
プライバシーポリシーに、自分の個人データについてポータブルな形式での提供を請求する権利が記載されている。ヘルプセンターには、解約後30日でアカウントデータを削除し、バックアップは削除後90日保持すると記載(Enterprise は申請により延長可)。
ベンダー公表ヘルプセンター Securi…()
採取元: ヘルプセンター Security & Privacy
調査日
Grok
米国
消費者向け利用規約は「your personal information will be transferred to, and/or processed in, the United States.」と記載している。法人向けについては料金ページの Enterprise 欄に「Data residency — Control where your data lives.」とあり、保管場所の指定が Enterprise 契約の項目として掲げられている。
ベンダー公表利用規約(消費者向け)Pri…()ほか 1 件
採取元: 利用規約(消費者向け)Privacy and Data Security / 料金ページ Enterprise 欄
調査日
設定で切替未ログインは対象
個人向けは、ログインして使う場合、入力・出力(User Content)を製品改善とモデル学習に使ってよいかどうかを利用者が設定で選べると規約が定めている。一方、ログインせずに使う場合は、提供したデータを製品開発とモデル学習に使う完全な権利を付与する、と明記されている。法人向け Enterprise 規約は、SpaceXAI は User Content を基盤モデルや大規模言語モデル等の学習に使わず、新しい製品・サービス・機能の開発にも使わないと定めている。料金比較表でも「No training」は法人向けプラン側の項目として掲げられている。 個人向けについて、この設定の既定値が ON か OFF かを明示した記述は、確認した規約本文には見当たらなかった(「選べる」とだけ記載)。削除を要求した User Content と Private Chat は削除待ちの列に入り最大 30 日かかるとされる。法人向けでは User Content はセッション終了後 30 日以内に自動削除、さらに Zero Data Retention(ZDR)対応 API を選ぶと応答返却または推論完了 1 時間後の早い方で削除される。規約は英語版のみを確認しており、日本語版は確認できなかった。
ベンダー公表利用規約(消費者向け)Use…()ほか 1 件
採取元: 利用規約(消費者向け)User Content・Terms of Service - Enterprise, CUSTOMER OBLIGATIONS; DATA(User Content)・Terms of Service - Enterprise, Deletion and Retention of User Content
調査日
編集部がまだ確認していません
Microsoft 365 Copilot
データセンター
LLM への呼び出しはリージョン内の最も近いデータセンターにルーティングされるが、使用率が高い期間には容量が利用可能な他のリージョンへ呼び出すこともあると記載されている。EU のユーザーについては EU データ境界内にトラフィックがとどまり、EU 外の顧客は米国・EU またはその他のリージョンでクエリが処理される。Microsoft Copilot は 2024 年 3 月 1 日に Microsoft 製品条件のデータ所在地コミットメントの対象ワークロードとして追加され、Advanced Data Residency (ADR) および Multi-Geo Capabilities のオファリングにデータ所在地のコミットメントが含まれる。 サブプロセッサとして Anthropic が提供するモデルは現在 EU データ境界から除外されている。
ベンダー公表同文書「Microsoft …()
採取元: 同文書「Microsoft Copilot と EU データ境界」「Microsoft Copilot とデータ所在地」
調査日
学習に使わない基盤モデルに使わない
プロンプト、応答、および Microsoft Graph 経由でアクセスされるデータは、基盤となる LLM のトレーニングには使用されないと明記されている。保存される対話履歴(プロンプトと応答)も同様に基盤 LLM のトレーニングには使われず、保存中は暗号化される。任意のカスタマーフィードバックは Copilot の改善に使われる場合があるが、それも基盤 LLM のトレーニングには使用されず、管理者がフィードバック機能を管理できる。Azure OpenAI には人間によるレビューを含む不正使用の監視があるが、Microsoft Copilot サービスはそれをオプトアウトしていると記載されている。
ベンダー公表Microsoft Lear…()
採取元: 同文書 冒頭「重要」・同文書「独自の組織データがどのように使用されますか?」・同文書「接続エクスペリエンスのための Microsoft Copilot とプライバシー コントロール」
調査日
削除
ユーザーはマイ アカウント ポータル(myaccount.microsoft.com)から、プロンプトと Copilot の応答を含む Copilot アクティビティ履歴を削除できる。管理者はコンテンツ検索または Microsoft Purview を使って保存データを表示・管理し、アイテム保持ポリシーを設定できる。Microsoft Teams で Copilot とチャットした場合は、管理者が Microsoft Teams Export API を使って格納されたデータを表示できる。
ベンダー公表同文書「ユーザー操作に関して…()
採取元: 同文書「ユーザー操作に関して格納されているデータ」
調査日
NotebookLM(現在の表記は Gemini Notebook)編集部がまだ確認していません
既定で学習に使わない個人版も対象外
個人アカウントでは既定で学習に使われず、利用者がフィードバックを送った場合に限り、そのやり取りの全容(クエリ・アップロード・回答)を Google が確認することがある。Google Workspace / Workspace for Education では、アップロード・クエリ・モデルの回答が人間のレビュアーに確認されることも AI モデルの学習に使われることもない、と明記されている。
ベンダー公表Gemini Noteboo…()
採取元: 公式ページ
調査日
編集部がまだ確認していません
Ollama(ローカル実行)
利用者の端末内
ローカル実行時は利用者の端末内(Windows の既定は `%HOMEPATH%\.ollama`、`OLLAMA_MODELS` で変更可)。クラウドモデルについて公式サイトは「Cloud models in the United States, Europe, and Singapore.」と記載し、プライバシーポリシーは「Data may be transferred to and processed in the United States. Where required by law, we use appropriate safeguards for international transfers.」と定める。
ベンダー公表Ollama Privacy…()
採取元: Ollama Privacy Policy 5. Information Sharing 付近/公式サイト トップ「Regions」/docs Windows
調査日
学習に使わない手元で動く
ローカルで動かしている限り、プロンプト・応答・モデルとのやり取りは提供元が収集も保存も送信もせず、アクセスもできないとプライバシーポリシーに明記されている(=そもそも外に出ない)。クラウドモデルを使う場合も、内容は要求を満たすのに必要な時間を超えて保存されず、学習には使わないと明記。利用規約側にも「We do not use your inputs or outputs to train AI models.」と重ねて記載があり、個人向け/法人向けでの扱いの差は設けられていない。収集されるのはアカウント情報と、プロンプトや応答の中身を含まない端末・利用メタデータ(アプリのバージョン、リクエスト数など)。
ベンダー公表Ollama Privacy…()ほか 1 件
採取元: 公式ページ・Ollama Terms of Service 5. AI Services and Limitations
調査日
手元に残る
利用規約に「Your content: You retain ownership of content you create using our services.」とあり、ローカル実行の成果物とモデルはもともと利用者の端末上のファイルとして存在する。アカウントとそれに紐づくデータの削除はいつでも請求でき(「You can request deletion of your account and associated data at any time.」)、権利としてデータポータビリティ(Data portability)が挙げられている。
ベンダー公表Ollama Privacy…()
採取元: Ollama Privacy Policy 6. Data Retention / 権利の一覧、Terms of Service 7. Intellectual Property
調査日
Perplexity
米国
消費者向け Privacy Notice は「By submitting your personal data to us you agree to the transfer, storage, and processing of your data in a country other than your country of residence including, but not limited to, the United States」と定め、EU-U.S. Data Privacy Framework および英国拡張への認証を取得していると記載している。EEA / 英国域外への移転については標準契約条項(SCC)の写しを請求できる。
ベンダー公表Perplexity Pri…()
採取元: プライバシー通知
調査日
既定で学習に使うオプトアウト可
個人向け(Free / Pro / Max)は既定で学習に使われる状態(AI Data Retention が既定で有効)で、アカウント設定の Preferences にある「AI data retention」トグルを切ることで利用者本人がオプトアウトできる。オプトアウトは以後に取得されるデータにのみ適用され、それ以前に取得済みの学習データは削除・除去できないと明記されている。法人向け(Enterprise Pro / Enterprise Max)は契約上、顧客コンテンツを学習に使わないと定められ、第三者モデル提供者にも学習禁止の取り決めがある。
ベンダー公表Perplexity Hel…()ほか 2 件
採取元: 公式ページ・Perplexity Enterprise Terms and Conditions 1.3.3 Model Training・Perplexity Privacy Notice「How We Use Data」
調査日
請求して受け取る
個人データについて、Privacy Notice に「In certain cases, you may ask to receive access to your data in a portable, machine-readable form」と定めがあり、削除請求(Self-Serve Data Deletion)も用意されている。法人向けでは、セッションに添付したアップロードファイルは 7 日で削除される方針で、セッション自体は請求しない限り削除されない。
ベンダー公表Privacy Notice…()
採取元: Privacy Notice「Your Choices」/Help Center「Data Retention and Privacy for Enterprise Organizations and Users」
調査日
tsuzumi(NTT)
自社データセンター
自社のオンプレミスやプライベートクラウドで運用する形が可能とニュースリリースに記載されている。Microsoft Azure 上での提供については、公式ユーザーガイドが「MaaSにおけるtsuzumi提供リージョンはUS EAST2限定となります。本番ワークロードで利用する場合は、レイテンシー及び国外へのデータ通信について考慮いただけるようにお願い致します。」と記載している。 リージョンの記載は「tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0」(© 2024 NTT DATA Japan Corporation)のもの。
ベンダー公表tsuzumi on Azu…()
採取元: tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0(利用可能地域と提供リージョン)/ NTT ニュースリリース(2025年10月20日)
調査日
学習に使わない自テナント内に閉じる
Microsoft Azure 上での提供について、公式ユーザーガイドは、推論結果や学習データは自分のテナント内のモデルにだけ適用され、他のテナントのモデルには利用されないと明記している。チューニングに使ったデータセットと学習済みモデルは、利用者自身が Azure の管理画面から削除できるとも記載されている。 この記載は「tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0」(© 2024 NTT DATA Japan Corporation)のもの。2025年10月に提供開始された版に対応する同種の記載、およびオンプレミス/プライベートクラウドでの運用時に学習利用の可否を定めた条項は、今回参照した公開資料では確認できなかった。個人向けプランの案内はなく、法人・自治体向けとして案内されている。
ベンダー公表tsuzumi on Azu…()
採取元: tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0(tsuzumi on Azure MaaSの提供仕様・注意事項)・tsuzumi on Azure MaaS ユーザーガイド v1.0(提供仕様・注意事項)
調査日
編集部がまだ確認していません

条件なしで当てはまる  条件つき・一部  限定・要申請・無いと明記 × 当てはまらないと明記  編集部がまだ確認していません  提供元が公開していない(編集部が調べた) — 記号は編集部の札から機械で付けています。物差しは項目ごとに違い、列の見出しがその項目の意味です。札の意味と根拠は各セルの要約を押すと出ます。

材料の調査日(最新): 2026-08-26

ここから先は調査の詳細です(約 3 分)。上のカードだけで決められます。調べた 1 件ずつの記録は IT連携マップ に、出典 URL と調査日つきで公開しています。

調査の詳細

AI 製品 36 件について編集部が取得して保存したページ(各製品の利用規約・プライバシーポリシー・ヘルプ)を 1 件ずつ読み、入力の形式を名指しで書き分けている記述だけを抜き出しました。

数え方

14 件が形式を書き分け、22 件は「調べたが書き分けていない」です。「記述を省略した」と「調べた結果、形式では分けていなかった」は別のことなので、22 件についてもどこを探したかと、確認した URL の一覧を残しています。

1 件が複数の形式を書くので、形式ごとの数を足すと 14 を超えます(Gemini は音声・画像・ファイル・いいねの 4 形式)。

当初は裏づけがやや弱いとしていた 3 件のうち、2 件(Manus・Felo)はその後に場所を指せる記述が見つかったので原文を引ける形に置き換えました。残る 1 件(Claude Code のファイル)はページが特定できていないので、ここでも図でも使っていません

製品 1 件ずつの記録は IT連携マップ に、出典 URL と調査日つきで公開しています。

考察 — 特定の形式を明言する企業は、全形式を網羅する傾向がある

当初の仮説は「その形式が製品の主体のときだけ書く」でした。画像を書くのは文字認識の製品、コードを書くのはコーディング道具、という並びだったからです。

ただし Gemini がこの見立てに合いません。 音声が主体の製品ではないのに、音声・画像・ファイル・いいねの 4 形式すべてを名指しで書いています。DX Suite も画像とファイルの 2 形式を書きます。

「主体だから書く」ではなく「書く企業は全形式を書く」かもしれません。 ただしこれは仮説で、確かめていません。14 件では母数が小さく、2 つの説を区別できませんでした。

調べた範囲と、調べていないこと

  • 対象は調べた AI 製品 36 件です。AI 製品全体の分布ではありません。
  • 確認時期は 2026-09-14 です。規約とプライバシーポリシーは月単位で変わります。
  • 実際に録音や画像を入れて挙動を確かめてはいません。 読んだのは記述だけです。
  • 探したのは、保存したページの読める文字の部分です。 提供元のページの文の一部が、画面を描く仕組みの中にある製品では、採り直すと対象が増える可能性があります(1 件、それが理由で原文をそのまま引けなかった記述があります)。
  • 「書き分けていない 22 件」は、その形式を使っていないという意味ではありません。 形式で分けずに 1 つの方針として書いている、という意味です。
  • 設定のOFFにする方法と、OFFにしても残るものは扱っていません。 そちらは個人版のまま情報漏洩を防ぐ 5 つの手にあります。

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いずれも、一次資料に当たって調べたものです。

製品ごとの学習利用・保管場所・持ち出しの調査は IT連携マップAI・自動化ツール一覧業務システム一覧稼働状況)で、出典 URL と調査日つきに 1 件ずつ公開しています。

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